20日撮影の紫金山アトラス彗星(C/2023 A3)
●紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
2024年10月20日18時12分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO400 20秒露出一枚撮り SWAT-350V-specによるノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 長野県塩尻市
天気予報によると20日(日)と21日(月)は絶好の撮影日和になりそうとの予測で、両日とも晴れそうなエリアを物色して長野方面への遠征を決めました。安宿に一泊してのダブルヘッダーです。機材はお気楽にシグマ 105mm望遠とSWAT-350V-specのみのシステム。設置、撤収ともあっという間に終わります。それでいてSWATの追尾精度は大型赤道儀並みですから、105mm望遠のガイドは当然のようにノータッチです。
さて、初日(20日)は宿を取った岡谷から20分ほどで行ける諏訪湖西側の小高い山にある駐車場から狙いました。初めての撮影地なので、まずは Light polution map でだいたいの光害を調べたところ、諏訪や岡谷の影響はありますが、彗星のいる西側は大丈夫だろうと判断しました。現地到着後に機材を設置して暗くなるの待ちました。しかし残念なことに肝心の西側の空に雲が居座ってなかなか彗星が捕らえられません。薄明終了から月が昇るまでの18時30分~50分頃のゴールデンタムは逃しました。雲が取れて彗星が全貌を現したのは19時15分で、その時の地平高度は15°程度で、さらに低空の透明度はかなり悪く、良質な元画像はほとんど得られませんでした。残念な結果となりましたが、無理矢理コンポジットして処理した画像を下に掲載します。21日に撮影の分はこれから処理しますので、一両日中にはブログに掲載します。クリアーに撮影できたので、今回の画像より多少なりとも好結果を期待できそうです。
●紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
2024年10月20日19時15分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO800 30秒露出×11枚コンポジット(彗星核基準) SWAT-350V-specによるノータッチ追尾 ステライメージ9、DeepSkyStacker、Photoshopで画像処理 拡大トリミングあり 撮影地 長野県塩尻市
西側にはずっと雲が居座って、スッキリとはいきませんでした。
日没と撮影機材。
今回のお気楽システム。自分でいうのもなんですけど、なかなか使い勝手がよくて、お気に入りの組み合わせです。
https://www.unitec.jp.net/
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