さそり座
●さそり座
2025年4月30日02時05分~ シグマ 40mm F1.4 Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 90秒露出×18枚コンポジット(総露出27分) SWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾 Photoshopによる画像処理 撮影地 千葉県南房総市(白浜海岸駐車場)
梅雨入り前に晴れたら、好条件でさそり座を撮影できるチャンスです。今回は50mm標準レンズより画角が広い40mmですから、余裕をもってさそりのS字を取り込めました。もっと露出時間を稼げば、淡い散光星雲や青い反射星雲もさらに描出できそうです。この日の白浜は風が強かったのですが、その分透明度もよかったようで、目視でも天の川が濃く見えました。低空を狙うには、湿度がそこまで高くないこの時期の快晴は貴重です。それにしてもカラフルで賑やかなエリアですね。美しいです。話しは変わって、房総半島には勝浦とか白浜とか紀伊半島と同じ地名があります。関東に住んでる人は勝浦といえば千葉ですが、関西の人は和歌山になるのでしょう。両者を区別するのに勝浦は「安房勝浦」「那智勝浦」、白浜は「安房白浜」「南紀白浜」と呼ばれることもあるようです。これは昔、紀伊半島の漁師たちが魚を追って東に移動し、よい漁場を房総にみつけてそこに移り住みました。そしてふるさとを懐かしんで似た景色の場所に同じ地名を付けたらしいです。千葉も和歌山も東京や大阪の大都市から適度に離れていて、天体撮影に好適な場所が多いというのも似ているもしれませんね。
前回の「天の川中心部」と構図が重なる部分が大きかったので、2枚をモザイク合成してみました。
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