お知らせ

2024年12月24日 (火)

六角棒レンチの標準添付終了のお知らせ

弊社では日頃より製品価格の現状維持に努めております。ここ数年来の原材料費と加工費の大幅な値上がりもロット数や作業工程の見直しでコスト削減に取り組んでおりましたが、一部パーツで厳しくなって参りました。今回、値上げ抑制のため、「アリミゾキャッチャー」と「テーパーキャッチャー」に添付していた「M6六角穴付きボルト用(5mm)六角棒レンチ」の標準添付を終了いたします。(販売価格は現状維持)お買い求めのユーザー様におかれましては、たいへんご不便をおかけしますが、ご自身で5mmの六角棒レンチをご用意いただけますよう、お願い申し上げます。

※2024年12月24日出荷分より適用いたします。
※5mmの六角レンチはホームセンターやamazonなどで入手可能です。
※ご参考にKTC社のサイトはこちらです。
 
https://www.unitec.jp.net/

2024年10月10日 (木)

【新刊】成澤広幸氏の「星空撮影塾」完全保存版

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2024年10月17日に双葉社より成澤広幸さんの新刊「星空撮影塾-完全保存版-」が発売になります。著者の成澤さんはSWAT-350V-specをメイン機材のひとつしてご愛用中で、その追尾精度を活かした高品位な作品を多数発表されています。

さて本の内容はというと、固定撮影から星景写真、ポータブル赤道儀や一般赤道儀での追尾撮影など多岐にわたり、撮影機材から画像処理まで幅広く網羅されています。天体写真を始めたばかりの初心者にとってはバイブル的な一冊になるはずです。撮影のコツやヒントなどもコラムとしてまとめられていて、中級者にとっても自分の撮影技法を見直すことで上達への近道に導いてくれると思います。この秋おすすめの一冊です。

成澤さんのYouTubeページはこちら。SWAT-350V-spec開封の儀はこちら。(20:00くらいから)
 
https://www.unitec.jp.net/

2023年5月20日 (土)

名著「光学機器大全」復刻版発売!

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天文ガイドの誠文堂新光社から、5月10日に「光学機器大全」復刻版が発売されました。天文ファンには望遠鏡光学(屈折編・反射編)でおなじみの吉田正太郎先生が光学知識を基礎から学べるようにやさしく解説した内容になっています。ユニテックは2000年に発刊された初版の制作に関わっていて、今回の復刻版にあたっても本文全ページのデータをご提供しました。2000年当時から図版やテキストはデジタル化して制作していたため、過去のHDDに保存してあったファイルがそのまま活かせました。制作時はWindows98だったため、現在のWindoows10環境で、うまくデータが書き出せるか心配でしたが、互換性がとれない一部フォントを入れ替えることで、体裁を崩さずにほぼそのままの形でデータになりました。こうして復刻されると嬉しいものですね。ちょっとお高い本ですが、ぜひご購入いただければと思います。

●光学機器大全についてはこちらから
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/science/79158/
●立ち読み見本ページはこちらから
https://seibundo.tameshiyo.me/9784416623206
 
誠文堂新光社
天文ガイドアーカイブ
光学機器大全
著者: 吉田 正太郎
定価(税込)
16,500円
発売日
2023年05月10日
ISBN
978-4-416-62320-6
 
https://www.unitec.jp.net/

2023年4月16日 (日)

±3.8″を保証! V-specの追尾精度が15%向上します。

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荷重方向限定スペシャルモードの追尾精度が従来の±4.5″から±3.8″へ約15%向上。
これまでV-specの精度検査は実際の星を追尾して最終確認しておりましたが、室内光学測定の精度が向上し、実写測定との乖離が極めて小さくなったことから、V-specの公称精度を保証できると判断し、実写測定は行わないことにいたしました。生産効率が上がることから、スペシャルモードの保証精度を±4.5″から±3.8″前後に約15%向上させて、価格は据え置きといたします。
なお、2022年4月以降に出荷したV-specは、すべて新基準(±3.8″)をクリアしております。保証期間内(2022年4月以降にご購入)の製品で万一±3.8″に達していない個体があった場合は無償で精度アップいたします。保証期間外の製品で新基準をクリアしてない場合は、調整費3,800円+送料700円(税別)のみで±3.8″以内に精度アップいたします。

精度アップサービスについて
※お手元のV-specの追尾精度は下記ページをご参照のうえ、ご自身で測定をお願いします。
追尾精度を測ってみよう。→ https://unitec.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-7899.html
※ご自身で精度測定されずにお申し込みいただくことも可能ですが、新基準内に収まる性能だった場合でも、測定費用2500円+送料700円(税別)を申し受けます。測定結果はお知らせいたします。
※上記の精度アップサービスは、2023年7月申し込み分までとさせていただきます。8月以降は15,000円(税別)にて承ります。
※スペシャルモードの精度アップに伴い、ノーマルモードの追尾精度も向上する可能性が高いです。悪化することはありません。
※精度アップサービスのお預かり期間は通常一週間程度です。室内測定ですので天気に関係なく対応いたします。
※V-spec改造の製品も対象といたします。
※お申し込み、お問い合わせはメールにてお願いいたします。

https://www.unitec.jp.net/

2023年2月23日 (木)

CP+2023開幕! ユニテック×サイトロンにご期待ください。

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CP+2023が本日23日より開催されます。
サイトロンジャパン社のブースではユニテックと共同開発中の新ポータブル赤道儀(機能試験機)を展示しています。ユニテックは駆動部分を担当し、得意のPEC技術を投入して驚異の追尾精度を実現。このプロトタイプ仕様でノータッチ追尾撮影した作例も展示しています。会場へお越しの際は、ぜひサイトロンジャパンのブースへお立ち寄りください。以下、サイトロンジャパン社の公式発表です。

■UNITEC社SWATの技術と融合することにより、驚くべき高精度追尾性能を実現。
その類い稀なる高精度追尾性能で「ポータブル赤道儀の最高傑作」ともいわれるユニテック社の「SWAT」シリーズ。その驚くべき高精度を誇る「SWAT」のPEC(ピリオディックエラー補正)技術をSJ-M経緯台の回転装置に搭載した機能試作品を製作しました。個別のギア精度のばらつきを測定し、電気的に補正することで高い追尾精度を実現しています。
下にご紹介する3枚の作例は、この試作品により撮影されたものです。焦点距離の長い作品は、180mm F2.8レンズをF3.5まで絞り、キヤノンEOS 6D(IR改造)で1分露出、121枚撮影したものをコンポジットして仕上げています。
撮影開始から2時間10分間、正常にガイド(追尾)できており、少々無理をして180mmで撮影した結果がこれですので、中望遠なら問題なく追尾できるでしょう。
今後 サイトロンジャパンとユニテック社で共同開発を進め、2023年内には製品化の予定です。

サイトロンジャパンとユニテックのコラボレーションにぜひご期待ください!
※ユニテックの担当(加曽利)は24日午後に会場におります。
 
180mm
●オリオン座中心部
2023年1月20日19時57分~ シグマ APO マクロ 180mm F2.8 絞りF3.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 60秒露出×121枚コンポジット(高輝度部に短時間露光をHDR合成) サイトロン 新型ポータブル赤道儀プロトタイプ仕様(ユニテック PEC仕様)によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町

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ちなみに撮影した約2時間(121枚)をピクセル等倍で切り出してGIF動画にしたものです。明るくなるところが撮影開始。左右が赤経方向です。撮影開始直後に機材各部が落ち着くまで、やや動きがありますが、点像は確保してます。安定してからはほとんど静止していて、追尾精度の高さ(オリオン座は赤道上なので精度をみるのに最適)を感じさせます。追尾速度はキングスレートで合致しており、赤緯方向はまったく動いてないので、極軸設置は良好でした。
   
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●バラ星雲付近
2023年1月20日22時21分~ シグマ APO マクロ 180mm F2.8 絞りF3.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 60秒露出×113枚コンポジット サイトロン 新型ポータブル赤道儀プロトタイプ仕様(ユニテック PEC仕様)によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
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●エンゼルフィッシュ星雲
2023年1月20日22時59分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 60秒露出×56枚コンポジット サイトロン 新型ポータブル赤道儀プロトタイプ仕様(ユニテック PEC仕様)によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
https://www.unitec.jp.net/

 

2022年10月 5日 (水)

天リフ超会議「ポタ赤で撮る天体写真」講演のご紹介。

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今週末、10月8日(土)、9日(日)のそれぞれ20時から、天文リフレクションズさん主催の天リフ超会議拡大版「ガチ天2022」が開催されます。SWATをご愛用いただいている講師の先生も多数いらっしゃいまして、私の得ている情報では、「基調講演」吉田隆行様、「ポタ赤で撮る天体写真」中村誠様、「すごいを民主化する」丹羽雅彦様、「特別講演」飯島裕様が現役のSWATユーザーさんです。天リフ編集長の山口さんもSWATご愛用中です。他の先生の中にもひょっとしたら使われている方もいるかもしれません。ガチ天2022とは関係ないですが、天文ガイドの西條善弘様やKAGAYA StudioのKAGAYA様、写真家・動画クリエイターの成澤広幸様もご使用中。こういったプロフェッショナルやベテラン愛好家の皆様のメイン機材、あるいはサブ機材として、SWATがなぜ絶大な信頼を得ているのか。プロが使うSWAT。今回の講演でその魅力に触れていただけるかどうかは不明ですが(笑)、ぜひご覧いただけたらと思います。きっと役に立つ情報が得られるでしょう。詳しくはこちらから。どうぞお楽しみに。
 
https://www.unitec.jp.net/

2022年6月 5日 (日)

第10回「星の村天文台☆星まつり」に参加しました。

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6月3日から5日に福島県で開催された「星の村天文台☆星まつり」に初参加しました。好天に恵まれ、夜は二晩ともほぼ快晴。私がいつも撮影している房総よりもひとクラスうえの星空を堪能できました。ここ数年、台風やらコロナやらで、開催できませんでしたが、今年は多くのお客様が集まって活気あふれるイベントになりました。ユニテックとしては初参加でしたが、来年からはもう少し気合いを入れて、展示していきたいと思います。さて、上は開会式の様子です。田村市長さんや大野台長さんのご挨拶でイベントが始まりました。
 
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多くの天文ファンが集結。隣接した駐車場は満車状態でした。
 
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ユニテックは外山電子さんのブースを間借りして、SWAT-350V-specを展示。

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夜には快晴になって、素晴らしい星空が広がりました。

ご来場のお客様、スタッフの皆様、どうもお疲れ様でした。楽しいイベントでした。また来年もお会いしましょう。
今年は各地のイベントが無事に開催できるといいですね。ユニテックは「胎内星まつり」(2022年8月26日~28日予定)とるり渓の「星をもとめて」(2022年9月18日~19日予定)に参加予定です。開催が決まれば、ブログでご案内します。
 
https://www.unitec.jp.net/

2022年6月 2日 (木)

シグマ APO 300mm F2.8で撮る青い馬星雲。

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●青い馬星雲
2022年5月29日20時50分~ シグマ APO 300mm F2.8  絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×39枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350V-specによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
5月29日の房総遠征で、もう一台のSWATに搭載したのがシグマ APO 300mm F2.8望遠レンズ。露出2分でV-specスペシャルモードでノータッチ追尾としました。対象はさそり座のIC4592「青い馬星雲」です。前回ブログの上の方に写っている星雲で、青い光芒がとても美しい反射星雲です。画像は北を上にしてますが、逆さにすると馬の横顔が想像できると思います。さそり座は低空のため透明度がイマイチなうえ、星雲自体も淡いので、なかなか難しい対象です。光害の少ない場所で、なるべく明るいレンズを使って露出もたっぷりと稼ぎたいところです。今回F2.8で80分弱の総露出ですが、無理に炙って描出したので、かなり荒れてしまいました。もっと撮り増しして画質を高めていきたいと思います。
 
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上のGIF動画は光学極望で極軸設置直後と微調整後の比較です。JPEG撮って出しをピクセル等倍で切り出しました。上方向が北です。左が最初に撮った10枚ですが、星が南に下がっていきます。ちょっと極軸ズレが大きかったようで、焦点距離300mm 2分露出でも星像が赤緯方向に少し流れてしまいました。ピリオディックモーションならば東西(上のGIFでは左右方向にわずかに確認できます)に行ったり来たりします。今回は星像の流れが主に赤緯方向の一定の動きなので、極軸の設置誤差が強く疑われます。このように星像の流れの方向はエラーの原因究明の判断材料になりますので重要です。また東西の一方向に少しずつ動いていくのは、大気差や極軸の高度誤差で追尾速度が合っていないことが考えられます。そこでドリフト法に則って極軸微動ユニットの水平微動を使って適当に西に振ってから撮り直したのたが右です。まだ補正が足りませんが、明らかに流れが少なくなって星像も良好になりました。ちょっとした技ですが、成功率を高められます。余談ですが、さらに極軸の高度を微調整する(赤道より南のさそり座付近なら極軸を少し下げる)と見かけの追尾速度が遅くなって、赤経方向もより一致させることができます。わざと極軸をずらすこの方法は同じ撮影方向の天体だけを撮るなら有効ですが、撮影エリアを大きく変えたときに合わなくなりますので要注意です。一番手っ取り早いのは、単に露出時間を短くすることです。今回は120秒露出ですが、90秒にすれば、最初のセッティングでも点像になったと思います。ちなみに作例画像には少し流れたコマを含めて、すべてコンポジットに使いました。
 
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色調と露光量を調整しただけの撮って出し画像です。馬の横顔は鼻っ面が心の目で見るとなんとかわかる?程度です。これだけ淡い対象は、やはりそれなりの総露出時間が必要ですね。

■イベントのご案内
 
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3日から福島で開催される「星の村天文台☆星まつり」に参加します。外山電子さん、陣馬写真工業さんと一緒のブースで、追尾精度測定サービスを実施する予定です。赤道儀をお持ちいただければその場で計測いたします。ぜひ遊びにいらしてください。
※悪天候の場合は精度測定を実施しない可能性がございます。※5日(日)は参加しません。
 
https://www.unitec.jp.net/

2021年11月17日 (水)

SWAT-350V-spec Premiumレビュー動画のご紹介。

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SWAT-200からのユーザーであり、「天体画像処理入門」でPixInsightの連載を執筆していただいた蒼月様渾身のSWAT-350V-spec Premiumレビュー動画が完成しました。ハイレベルなユーザー様の視点で、SWAT-350V-spec Premiumの良いところはもちろん、イマイチな部分も正直に語っていただきました。お使いになるときのコツにも触れていますので、お時間のあるときにぜひご覧いただければと思います。動画はこちらからどうぞ。(https://www.youtube.com/watch?v=Se3USw5viFU

■動画のコメントより
長年SWATユーザだった私から見た Premium の印象のほか、高い追尾精度を最大限に発揮させるための注意点や、追尾精度の検証、改善要望など、この製品に関する様々なことを話しています。情報満載なので、これから Premium を導入しようか迷っている方はもちろん、既に Premium をお持ちの方も是非ご覧ください。

■本動画の主な内容は次の通り
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1:42 今回のお話の内容
2:22 Chapter1 ちょっとひと言
5:32 Chapter2 開封の儀
8:10 アクセサリーについて
9:50 Chapter3 主な仕様・特徴
12:46 駆動モードが11種類
16:01 Chapter4 使用方法概要
18:21 荷重方向限定スペシャルモードの選択方法
21:03 追尾性能を最大限に発揮させるために
26:16 Chapter5 追尾精度検証
33:12 Chapter6 雑感あれこれ
36:12 改善要望
41:26 精度検証用の画像を処理してみた
 
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SWAT-350V-spec Premiumでテスト撮影したすばる。焦点距離560mm、2分露出ノータッチ。蒼月様のコメントはこちらをどうぞ。
 
https://www.unitec.jp.net/ 

2021年10月29日 (金)

オークション等でSWATを入手された皆さまへ。

ユニテックでは、SWATの中古品をオークションや販売店様で入手された場合も通常通りのメンテナンスサービスを行います。ガタが大きかったり、追尾精度に不安がある製品は、オーバーホールを含めて、最適なメンテナンスをご提案いたしまので、メールからお問合せください。微動ユニットなどのパーツ類の中古品も同様に整備します。

SWATはユーズド品でもフルに性能を発揮していただけるよう、万全の整備体制を整えております。オークション等で入手されても安心です。
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ユーズド品でも最適なメンテナンスサービスで追尾精度を保証します。SWAT-3xx系(赤色筐体機種を除く)はアップグレードにも対応しますので、お気軽にメールでお問い合わせください。
 
https://www.unitec.jp.net/

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