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2014年9月

2014年9月29日 (月)

SWAT-200によるオリオン大星雲。

すっかり涼しくなりましたが、夏からなかなか天候が安定せず、作例写真の応募も途絶えておりましたが、久しぶりご紹介できる作品を愛知県春日井市にお住まいのHUQ様より、お送りいただきました。HUQ様はSWAT-350もお持ちですが、今回小型軽量のSWAT-200による撮影となります。

M42 ●M42
 撮影日時 2014/9/26 1:29:46
 カメラ機種名 フジ X-E2
 レンズ名 KOWA PROMINAR
 焦点距離 500mm
 F値 f/5.6
 ISO感度 1600
 露出時間 300秒×13枚コンポジット
 その他 HEUIB-IIフィルタ/赤経軸オートガイド
 撮影場所 自宅バルコニー

■コメント
 やっと、新月期に透明度の高い夜がありました。家族の手前、遠征は叶いませんでしたが、自宅ベランダから SWAT-200の1軸オートガイドのテストを兼ねて撮影しました。結果は成功です。
 ジンバル雲台に KOWA PROMINAR 500mm F5.6という重装備で、赤経軸上重量は5.9kg という過積載状態でしたが、1コマあたりの露出時間5分をしっかりガイドしきってくれました。
 極軸調整には、ユニテック製のゴニオ式「極軸微動ユニット」を使用し、オートガイダーの画面を見ながらのドリフト法で、ものの20分で1時間露出しても数秒しか極軸がズレないレベルまで追い込めました。南向きベランダでの撮影ですから、勿論北極星は見えません。
 今回の撮影で感じたことは、無改造X-E2で、ここまで赤い散光星雲の描写ができたことにとても驚いています。HEUIB-II を使ったとはいえ、この星雲に限って云えば、もはや天文改造の必要性を感じません。
 この後、鱗雲が来襲しコンポジット枚数を稼げなかったため、等倍で見ると少々荒れ気味ですが、鑑賞サイズで見る分には十分かと思います。

■係より
 いつもSWATシリーズポータブル赤道儀をご愛用くださいまして、ありがとうございます。いつもはSWAT-350ですが、最近SWAT-200も入手していただけたようで、開発している側としては、嬉しい限りです。SWAT-350に比べて、かなり軽量ですので、手持ちで遠征の際には、より気軽に持ち出せると思います。
 SWAT-200にはSWAT-350と同様のオートガイダー対応リモコン端子を装備しております。今回も500mmというポータブル赤道儀での撮影としては長めの焦点距離で撮影されたものですが、見事に5分露出のガイドに成功しました。星雲の濃淡を美しく捉えていて、なかなか見応えのある作品に仕上がっています。撮影に使用したKOWA PROMINARもフローライトだけあって、相当な高性能のようで、非常に星像がシャープです。
 これからも、SWAT-350、200を使い分けて、天体写真をお楽しみください。またのご応募、お待ちしております。

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