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2014年10月

2014年10月29日 (水)

巨大黒点現る!

東京都目黒区にお住まいの峰村建二様より、現在出現中の巨大黒点の画像をお送りいただきましたのでご紹介します。

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2 ●巨大黒点
(上)2014年10月25日13時59分、KOWA プロミナー 500mm直焦点、キヤノンEOS60Da ISO250、露出1/3200秒、SWAT-350 太陽モードにて自動追尾、RegiStax6にて9枚スタック
(下)2014年10月27日10時35分、KOWA プロミナー 500mm直焦点、セレストロンSKYRIS445M AVI 10秒録画、SWAT-350 太陽モードにて自動追尾、RegiStax6にてスタック

■コメント
現在、太陽面には巨大黒点が現れておりますので撮影してみました。自転により、まもなく見られなくなりますが、この後も発達するのか、消滅してしまうのか、興味津々で観察を続けています。

■係より
いつも、ご投稿ありがとうございます。今月20日頃に現れた巨大黒点です。地球10個分くらいあるらしいので、木星サイズですね。本当に大きいです。これだけ大きいと、磁気嵐による通信障害が心配されますが、今のところ大丈夫なようです。

※太陽観察される方へ…太陽観察の時は、くれぐれも太陽を直視しないように充分にご注意ください。失明など、目に重大な障害を及ぼす恐れがあります。肉眼で観察する場合も、赤外線カット効果のある日食メガネを使うようにしましょう。

2014年10月27日 (月)

SWAT-350によるアンドロメダ銀河

プロカメラマンの飯島裕様によるSWAT-350とBORG 45ED II を組み合わせて撮影した作品をご紹介します。


312 ●アンドロメダ銀河
 BORG 45ED II + レデューサー0.85×DG
 OLYMPUS OM-D E-M5 ISO6400 120秒×9コマ
 SWAT-350にて自動追尾 LEEソフトNo.3使用

■コメント
星雲写真で「自然な仕上げ」と言うのもなんですが、ソフトフィルターを使用し、銀河系の星々のはるか遠くにある感じを意識して煩くならないように仕上げてみました。わずか45mmの口径ですが、けっこう良く写るものです。

■係より
秋の代表的な系外星雲、M31アンドロメダ銀河です。あえて、ソフトフィルターを加えて、ひと味違った仕上がりとなっています。口径45mm焦点距離325mmのEDアポクロマート鏡筒に0.85×レデューサーを加えて、F6ほどの明るさになりますが、IS06400、2分露出で、淡い腕の部分も描写されています。星の色合いが美しく、雰囲気のある作品に仕上がっています。この作品はボーグさんのサイトでも紹介されるそうです。

2014年10月20日 (月)

燃木星雲と馬頭星雲

愛知県春日井市にお住まいのHUQ様より、燃木星雲と馬頭星雲の作品をお送りいただきました。SWAT-350にコーワプロミナー500mmを搭載しての撮影です。

Photo_3 ●燃木星雲と馬頭星雲
KOWA PROMINAR f=500mm F5.6、 FUJIFILM X-E1(天文改造済)、光害カットフィルタ LPS-D1使用、ISO800にて露出10分、12分、14分、計16枚のコンポジット

■コメント
いつものように、SWAT-350にて1軸オートガイドで撮影です。光害の状況も、下の写真のような有様です。少しでも視界を広く確保するため、GITZO GT5542LS の北端の脚を少し伸ばし、三脚を南に傾けた状態にしています。マンフロットの 100mm BALL レベラーで水平を出し、その上にゴニオ式微動雲台を載せています。

500mm もの望遠になると、許容追尾誤差は理論値で全幅2秒角になってしまいます。シンチレーションによる揺れもあり、実際に許容される誤差はもう少し緩くなりますが、それでも全幅4秒角以内には納めたいところです。ドリフト法による極軸設定が完璧に完了していても、それから30~40分も経つと、どうしても赤緯方向のズレが加速度的に増大してきて、10~15分もの長時間露出には耐えられなくなってきます。そこで赤緯のズレ量をオートガイドソフトウェア上でリアルタイムに監視し、次コマは撮影開始から赤緯が4秒角以上ズレるまで10分も保たなさそうだと判断したら、三脚北側の下に置いてある三脚アジャスターで極軸高度を微調整して、赤緯がズレる時間を遅らせる、という手順で撮りました。

コンポジットに必要なコマを全部撮り終えるまで、機材に張り付いていなければならないのが難点ですが、兎にも角にも、赤経体のみのポータブル赤道儀で長焦点を長時間露出する、という行為を、運に頼らずに成功させることができるようになりました。

■係より
いつも、ありがとうございます。もう秋も深まってきて、夜半過ぎれば冬の星座もじっくり撮影できるようになってきました。オリオン座の三つ星の脇にある代表的な散光星雲の「燃木星雲」と暗黒星雲の「馬頭星雲」をSWAT-350で狙っていただきました。光害の残る市街地で、500mmという長焦点で見事に写し取っています。SWAT-350は赤経のみの1軸のため、焦点距離500mmともなると、極軸の設置精度や大気差などもあり、赤緯方向の微妙なズレも無視できなくなります。HUQ様は独自にいろいろ工夫されて、これだけの作品を得ることに成功されています。優れた作品を得るには、機材の性能はもちろんですが、こういった努力も必要なんですね。感服いたしました。空の条件が良ければ、一段と美しい画像が得られることでしょう。ぜひまたお送りください。よろしくお願いします。

Photo_2 HUQ様の撮影機材。アルカスイス規格のパーツを組み合わせて、フォーク式にしています。SWAT-350は薄型で一見すると強度がなさそうに見えますが、極軸には30~40cm用赤道儀と同様の頑丈な対向ツイン・ベアリングを投入しています。HUQ様のように500mmクラスを搭載してもビクともしません(むしろ三脚など他の部分の強度に気を配ってください)。

光害の多い空での撮影は、光害カットフィルターを装着しても星雲の写りはずいぶん淡いと思いますが、多数枚コンポジットと強力な画像処理で「あぶり出す」ように見事な写真に仕上げるHUQ様の手法は、都会の天文ファンに夢と希望を与えてくれます。

2014年10月17日 (金)

SWAT-200とコ・ボーグ36EDによる皆既月食

SWAT-200をお使いのT様より、コ・ボーグ36EDで撮影した皆既月食の作例をお送りいただきましたのでご紹介します。

Photo ●皆既月食
コ・ボーグ36ED(200mmF5.6)とペンタックスQ10を片持ちフォーク式赤道儀を介して搭載。換算1100mm。SWAT-200による自動追尾。

■コメント
SWAT-200を購入して間もないのですが、予習無しのぶっつけ本番で皆既月食を撮影してみました。北極星他、うす雲で星が見えない中での極軸合わせ~撮影となりましたが、追尾あり、なしでは撮影の手軽さが全然違いますね! 殆どカメラの視野から外れず、撮影そのものに集中出来るメリットは大きかったです。換算1100mmの超望遠でも安定して追尾してくれました。

■係より
SWAT-200をご購入いただき、誠にありがとうございます。今回はコ・ボーグ36ED(200mmF5.6)での作品となりますが、皆既中の赤銅色の月を見事に捉えています。SWATシリーズとボーグ鏡筒との組み合わせは、軽量コンパクトで理想的なシステムを構築できます。これからも、気軽にお使いいただき、ぜひまた作品をお送りください。お待ちしております。

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2 T様の撮影風景。すっきりコンパクトにまとまった撮影システムですね。極軸微動ユニットも高度、方位の2軸調整で、使いやすいと思います。

2014年10月12日 (日)

皆既月食と天王星

和歌山市にお住まいの福田将之様より、SWAT-200と4cm屈折による作例をお送りいただきましたのでご紹介します。

Photo ●皆既月食と天王星の移動
コルキットスピカ 4cm f420mmアクロマート屈折 KissX6i改(フィルターレス) + IDAS HEUIB-Ⅱ EOS MFA ISO400  4sec.×4 比較明合成 SWAT-200(moon mode) / 2014年10月8日 紀の川市平池緑地公園

Photo_2 ●ターコイズ・フリンジ
コルキットスピカ 4cm f420mmアクロマート屈折 KissX6i改(フィルターレス) + IDAS HEUIB-Ⅱ EOS MFA ISO400 4sec. SWAT-200(moon mode) / 2014年10月8日 20:24 紀の川市平池緑地公園

■コメント
先日は皆既月食を楽しみました。最初に行った生石高原では雲が広がったのですが、月の出まであと30分程度あるので、少し北の撮影地まで移動し、急いでセッティング。SWAT-200のmoonモードのおかげで、月のすぐ近くに天王星の移動する様子を見ることができました。その天王星のおおよそ15分毎のものを月を基準に重ねてみました。また、皆既終了直前のカットでは、ターコイズ・フリンジもはっきりと浮かび上がりました。木に邪魔されてポラリスが見えず、コンパスと分度器で簡易的に極軸を合わせた状態にも拘わらずコルキットスピカの焦点距離420㎜でも月がフレームアウトすることなく撮影することが出来ました。これは素早く組み立てられて、高い精度が期待できるSWAT-200だからこそだと思いました。

■係より
いつもありがとうございます。SWAT-200にコルキットスピカを搭載しての作品です。コルキットスピカは、口径わずか4cm F10のアクロマート屈折ですが、なかなかの性能を備えていますね。上の画像は、皆既月食中に約45分間の天王星の移動を捉えました。天王星の緑色がなんとも美しいです。下の皆既終了直前の画像は月が青みがかる現象を撮影したもので、「ターコイズフリンジ」とよばれるそうです。月の明るい側の海のあたりが青みがかって見えますが、それのことでしょうか。私はこういう呼ばれ方をするのは知りませんでしたが、勉強になります。いずれの作品もとてもシャープですし、4cmアクロマートの性能を出し切った作品と思います。ピントもしっかり合っていますので、なにか一工夫ありそうですね。ぜひまたご投稿ください。よろしくお願いします。

Photo_3 ●皆既中の撮影風景

2014年10月11日 (土)

月齢8.9の月と皆既月食

東京都目黒区にお住まいの峰村建二様より、SWAT-350と20cmシュミットカセグレンによる作品をお送りいただきましたのでご紹介します。

89 ●月齢8.9の月
2014年10月3日18時51分、セレストロンC8直焦点(2,030mm)、キヤノンEOS6D ISO500、露出1/160秒、SWAT-350 月モードにて自動追尾、RegiStax6にて6枚スタック

Photo ●皆既月食
2014年10月8日19時51分01秒、セレストロンC8直焦点(2,030mm)、キヤノンEOS6D ISO800、露出5秒、SWAT-350 月モードにて自動追尾

■コメント
月齢8.9の月を撮影した10月3日は、いつになくシーイングが安定しており、眼視でも細部まで気持ちよく観察できました。通常の場合、太陽や月の画像は最終的にモノクロの変換することが多いのですが、今回は海の色の微妙なトーンが面白いので、カラーのまま処理しました。
10月8日の皆既月食は18時40分くらいから雲が東方よりわき出し、以後雲の薄い切れ間から、時折見られる程度の悪条件になりました。それでも食の最大付近の時間になんとか撮影できたのが上のカットになります。

■係より
月齢8.9の月ですが、好シーイングに恵まれ、さらに6枚スタックによって、見事な月面に仕上がっています。欠け際には、クラビウス、ティコ、コペルニクスなどの月面のハイライトともいえるクレーター群が並んでおり、階調も豊かで海や光条も、よく表現されています。皆既月食は目黒区では雲が広がってしまい、好条件とはいえませんでしたが、なんとか雲から抜け出た瞬間を捉えた一枚となります。皆既中の赤銅色が、なんともいえない美しさです。いつもご投稿いただきまして、ありがとうございます。ぜひまたお送りください。お待ちしております。

2014年10月10日 (金)

皆既月食 ~茜色の空の影

愛知県春日井市にお住まいのHUQ様より、一昨日の皆既月食の作品をお送りいただきました。SWAT-350に6cmフローライトを搭載しての撮影です。

Photo ●皆既月食
鏡筒:タカハシFS-60Q
カメラ:Nikon V1(1/1.3s以上の露出を掛けられるようにするため、純正Fマウントアダプタ FT-1 の電子接点を絶縁して装着)
赤道儀:SWAT-350月モードにて自動追尾
三脚:GITZO 5542LS

■コメント
当地では、最大蝕分を過ぎてすぐ雲が広がりましたが、それまでは月の周りはなんとか晴れ間が続いてくれました。写真は、最大蝕分前後の 19:44:50~20:02:40 の間に撮影した120コマを、Registax 6 にてスタックしたものです。SWAT-350、Moon追尾モードにて、ノータッチガイドです。
月食の前夜、月を用いてドリフト法を行い、月の赤緯方向の移動をある程度キャンセルしておきました。下の画像は、」このとき撮影した14日月(100枚スタック)。日中ベランダを占有すると妻からどやされるため、昼間は三脚位置にマーキングして一式を撤去しました。皆既当夜に再びマーキング位置に三脚を展開し、即、食開始時刻を迎えました。結果的に、35mm版換算 f=1620mmの画角内に、月を4時間ホールドできる精度で追尾することができました。しかし、月の位置を固定した、食全行程の微速度動画を作るには、多少トリミング処理が必要なようです。目下、計1700枚弱もの膨大な画像からどうやって月を中心にトリミングするか、頭を悩ませているところです。

■係より
いつも、ありがとうございます。赤銅色が美しい皆既中の月です。今回の月食は、ニュース番組で事前に取り上げてくれたこともあって、夜空を見上げた方も多かったようです。これを機に天文に興味を持ってくれる人が増えることを期待したいです。
さて、HUQ様はいつも素晴らしい星野写真でこのコーナーの常連なのですが、今回は皆既月食の撮影にチャレンジしていただけました。月は見かけの速度が恒星時より少し遅く、通常の極軸設定では赤緯方向にもズレてしまいます。事前にドリフト法で月を追って、かなり正確に追尾出来る状態にしての撮影です。ドリフト法を月に応用するあたり、さすが理論派のHUQ様と感心しました。長時間に渡る撮影の他、クレーターなどの強拡大の時にも威力を発揮しそうです。月と惑星は光害があっても楽しめますので、これからもぜひお楽しみいただければと思います。

Photo_2 ●月食前日の月

2014年10月 5日 (日)

勾玉星雲周辺とアンドロメダ銀河

和歌山市にお住まいの福田将之様より、SWAT-200による作例をお送りいただきましたので、ご紹介します。夏から、ずっと天候不順だったんですが、ここ最近ユーザー様より作例画像が立て続けに届きまして、係としては嬉しい限りです。

Photo ●勾玉星雲付近 IC405・IC410・M36・M38
 BORG45EDⅡ + Reducer×0.66DGT(214.5mm・F4.752)
 KissX6i改(フィルターレス) + IDAS HEUIB-Ⅱ EOS MFA
 ISO1600 150sec.×17 SWAT-200 / 2014年9月23日 和歌山県有田川町

Photo_2 ●アンドロメダ銀河
 BORG45EDⅡ + Reducer×0.66DGT(214.5mm F4.752)
 KissX6i改(フィルターレス) + IDAS HEUIB-Ⅱ EOS MFA
 ISO1600 150sec.×30 SWAT-200 / 2014年9月30日 紀美野町のかみふれあい公園

■コメント
SWAT-200にドイツ式赤緯ユニットを追加し、BORG45EDⅡを載せて、KissX6i改で撮影しています。コンパクトカーでもトランクスペースが余裕ですし、セッティング・撤収もスピーディーで、貴重な時間をとても有効に使えています。バッテリーはスマホ用のモバイルバッテリーから9Vを取っています。子育てに追われながらも夜な夜な出かけては撮影する、移動やセッティングに時間をかけたくない私のスタイルには、機動力抜群で精度の高いSWAT-200はとても重宝しています。

■係より
軽量コンパクトなSWAT-200を使いこなして、素晴らしい作品をお送りいただきました。鏡筒も非常にコンパクトなBORG45EDⅡで、SWAT-200にベストマッチといった感じです。
「勾玉星雲」は、ぎょしゃ座の五角形にの中に淡く広がる散光星雲で、画像の右に写っている星雲です。この付近は、空の条件が良くないと、なかなか綺麗に写せない領域なんですが、とてもよく捉えられています。画像の上の散開星団がM38、左がM36です。構図もバッチリですね。下の画像は超有名なM31「アンドロメダ銀河」です。渦巻きの腕の部分も、とてもよく描画されていて、とても迫力ある姿に仕上がりました。
このたびはご投稿いただきまして、誠にありがとうございます。ぜひ、また作品をお送りください。よろしくお願いします。

1_2 福田様の撮影機材。コンパクトカーでの移動も苦にならない機動性が魅力です。

2 こちらは撮影風景。機材のシルエットが雰囲気を醸し出します。

2014年10月 4日 (土)

6cmフローライトによる月面

千葉県浦安市にお住まいの阿部政夫様より、タカハシ製6cmフローライトによる月面の作品をお送りいただきましたのでご紹介します。

Photo 月全体

Photo_2 拡大

■データ
撮影日:2014/9/15
望遠鏡:タカハシ FS60-CB
カメラ:ZWO ASI120MC
RegiStax6.1でスタック処理とWavelet処理
StellaImage7でトーンカーブ調整

■コメント
SWAT-350で月を撮影しましたので作例として写真をお送りします。
FS60-CBとSWAT-350の組合せは軽量で機動力も高いです。

■係より
ご投稿、ありがとうございます。タカハシのFS60は星像もシャープで星野撮影に最適と思っていたのですが、こうやって月面の拡大をみせられると、とても6cmとは思えない解像度の高さに驚きます。フィルム時代の20cmクラスの作品と見まごうばかりです。これからもSWAT-350と組み合わせて、月面、星野など、いろいろお楽しみいただければと思います。またのご投稿、お待ちしております。

Swat350 阿部様の撮影システム。ダブル雲台ベースをドイツユニットのようにお使いいただいてます。非常にスッキリした組み合わせで、カッコいいです。

2014年10月 2日 (木)

太陽と月

東京都目黒区にお住まいの峰村建二様より、太陽と月の画像をお送りいただきましたのでご紹介します。太陽面は、セレストロンSkyris 445Mによる30秒の動画から描画した作品となります。

Sun_2 ●太陽 タカハシFS60CB、0.72倍レデューサー、SWAT-350による自動追尾、SKYRIS445M、AVI 30秒録画、RegiStax6にてスタック、Photoshopで画像処理

Moon ●月 セレストロンC8、SWAT-350にて自動追尾、直焦点、キヤノンEOS 6D、ISO500、露出1/40秒、RegiStax6にて6枚スタック、Photoshopで画像処理

60 太陽撮影時のタカハシFS-60CBとSWAT-350。

8 月面撮影時のセレストロンC8とSWAT-350。

■コメント
今年の天候不順には、ほとほと参りました。夏の間は自宅からの星見、月見で過ごしますが、それすらもままならない日々です。そのストレスのせいか(いいわけですが)セレストロンのC8AL‐XLTとSKYRIS445Mを衝動買いしてしまいました。先月の28日は、久しぶりに好天に恵まれたため、C8で土星食観望に挑戦しましたがダメでした。翌29日も快晴、445MとC8のテストもかねて、445Mで太陽、C8で月齢4.9の月の撮影をしました。

SWAT-350とC8の相性は悪くないです。赤道儀への着脱に気を付ければ、問題なく追尾してくれます。観望であれば100倍から200倍くらいは実用の範囲です。ただしフードもつけるとかなりの体積ですので風は大敵、ピント調節もかなりシビアです。それさえクリアすれば後は本体に触れずにリモコンで微調整できるのでストレスは少ないです。

極軸微動ユニット下の逆凹型の金具は近所の製作所に依頼したワンオフ製作品でベランダの格子に固定した角材にM8ボルトの押しピンで着脱できる様にしたものです。

9月29日の作例で掲載されている春日井市のHUQ様のオリオン大星雲、すばらしいですね。自分と同様、自宅南側ベランダでの撮影であのクオリティー。感服しました。自分の目指す良いお手本にしたいと思います。余談ですがKOWA PROMINAR 500mm 軽量、コンパクトでフローライト、天体はもちろん一般の撮影にも使えるレンズ、今一番手に入れたいレンズです。

■係より
いつもご投稿ありがとうございます。このコーナー初となる太陽と月の作品です。テスト撮影とのことですが、太陽も月もしっかりピントが出ていて、見応えがあります。動画や複数の静止画からノイズを取り除いた画像を生成できるRegiStaxは望遠鏡の能力を引き出してくれるようです。これだけシャープで階調の豊かな月面写真は、フィルム時代には好シーイングに恵まれないと撮影できませんでしたが、テスト撮影で、あっさり仕上げてしまうところに、時代の変化を感じます。今回の撮影では、SWAT-350に20cmシュミットカセグレンを搭載されてます。ポータブル赤道儀ではありますが、強度的にまったく問題なくご使用いただけます。これからも、SWAT-350で素敵な天体写真をものにしてください。またのご応募お待ちしております。

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