ふたご座流星群とラブジョイ彗星(C/2014 Q2)
和歌山市にお住まいの福田将之様より、昨年暮れのふたご座流星群と話題のラブジョイ彗星をいち早くお送りいただきましたのでご紹介します。
●ふたご座流星群(Geminids2014)
KissX6i(フィルターレス改造) EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM F3.5 60sec.×110 ISO3200 SWAT-200 / 2014年12月14日22:51:48~15日0:36:09 串本町重畳山
●ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)
BORG 45ED2 + Reducer×0.66DGT(214.5mm F4.752) KissX6i改(フィルターレス) +IDAS HEUIB-Ⅱ EOS MFA ISO1600 120sec.×6 SWAT-200 / 2014年12月24日0:49:37~ 紀美野町のかみふれあい公園
■コメント
おかげさまでSWAT-200の調子はすこぶる良く、様々な撮影に活躍してくれています。寒い時期ですので、いつも使っていた9Vモバイルバッテリーが電圧低下してしまうため、12VポータブルバッテリーからDC-DCコンバータを使って9Vに降圧して運用しています。
2014年のふたご座流星群は冬型の気圧配置には晴天が見込まれる串本で撮影しました。Facebookで他の観測者の方々の情報を得ながら撮影していました。出現数は例年より多い程度でしたが、火球の数は2001年のしし群に迫るほど。心に残る火球の夜になりました。60秒で連写し110枚を重ねた画像に、流星の写っている画像をピックアップして比較明合成で重ねました。
増光中のC/2014 Q2 Lovejoyですが、24日の時点ではあまり速度も速くなかったので、2分露光したものを6枚恒星基準で重ねてみました。BORG45ED2+Reducer×0.66DGTは215㎜程度ですが、モノクロ反転すると尾がはみ出るほど長く伸びています。1月には4等まで増光するとのこと。尾も複雑になってきているようなのでこれからしばらく楽しみです。
■係より
いつも素晴らしい画像をご投稿いただきまして、ありがとうございます。SWAT-200も快調なようで、このように活躍してくれていると、メーカーとしても嬉しい限りです。さて、昨年のふたご座はずいぶん明るい流星が多かったようですね。あの2001年のしし座に迫るほどと表現されていますので、かなりの迫力だったのでしょう。そして、ラブジョイ彗星ですが尾を引いた姿を見事に写していただきました。下弦に向かうこれからが撮影の好機でしょうか。今年もよろしくお願いします。
« SWAT-350による560mmノータッチ追尾テスト | トップページ | 1月13日のラブジョイ彗星(C/2014 Q2) »
「作例写真」カテゴリの記事
- 馬頭星雲とM78とLDN1622。(2020.12.24)
- クリスマスツリー星団付近(V-spec Premiumノータッチ)。(2020.11.17)
- おうし座超新星残骸。(2020.11.06)
- SWAT-350V-spec Premium作例、M42オリオン大星雲。(2020.10.28)
- ぎょしゃ座の星雲・星団。(2020.10.26)