« パイプ状星雲と相撲取り星 | トップページ | 香川の星空 II »

2015年8月19日 (水)

香川の星空

愛知県春日井市のHUQ様より、「香川の星空」というタイトルで、SWAT-350とSWAT-200による作品をお送りいただきました。香川県の空は、非常に条件が良いようで、どの作品もとても美しく仕上がってます。

Photo_2

●天の川
2015年8月15日 ニコンD810A + AF-S 14-24mm f/2.8G f=24mm F5.6 ISO1600 露出5分×4枚コンポジット SWAT-350によるノータッチガイド

■コメント
香川で撮影した画像を送ります。天の川は、もっと沢山撮影していたのですが、残念ながらこの時間帯は薄雲の通過が多く、コンポジットに使えたのは4枚だけでした。
 

Photo

●流星雨を夢見る胎児
2015年8月15日 ニコンD810A + ApoSonner T* 2/135 F4 ISO1600 露出4分×20枚コンポジット SWAT-350 ノータッチガイド

■コメント
僅か f=135mm の写野内において、3時42分17秒~の一コマに流星2個、3時54分27秒~の一コマに流星3個が写っていました。他の白い線は、人工衛星と飛行機の軌跡です。20枚全てを加算コンポジットして散光星雲を炙り出した後、流星が写っていた2コマだけ、背景が暗くなる様にレベル調整した後、先の散光星雲を炙り出したものに比較明合成しています。
この写真、実はダーク処理をやっていません。等倍で見ると定点ノイズが見えてきますが、粗探ししなければダーク処理の必要性はかなり薄いように感じます。
 

Photo_2

お送りいただいた画像を、係がトリミングして、北を上にしました。
■係より
発売されて間もないニコン 810Aでの作例です。天体用と銘打っているだけあって、赤い星雲がよく写りますね。一番上の天の川の写真は、暗黒体が複雑に入り組む様子がよく写ってます。「流星雨を夢見る胎児」とタイトルを付けていただいた作品は、ちょうどペルセウス流星群の時期と重なったため多数の流星が写り込みました。元画像は見事な解像度の作品に仕上がっているのですが、このコーナーでは、ファイル容量の関係で、そのままアップできません。係が中心部の散光星雲をトリミングして拡大掲載しました。右がハート星雲と呼ばれるIC1805、左がIC1848、ハート星雲の左にある散開星団がNGC1027です。焦点距離135mmをSWAT-350で4分間ノータッチガイドですが、まったく流れることなく追尾しています。
 

M33

●M33
2015年8月15日 FS-60CB+レデューサー(f=255mm F4.2) フジフイルム 無改造X-E2 ISO1600 露出16分×7,露出12分×1,露出8分×2,露出4分×1を加算コンポジット SWAT-200 赤経1軸オートガイド
■コメント
今回、改造Dfが故障してしまったため、急遽日中のスナップ写真用に持参していた FUJIFILM X-E2 を望遠撮影用に使用しました。本来なら ニコンD810A で M33 の腕の中の散光星雲を写したかったのですが、無改造X-E2 では流石にそこまでは無理でした。こちらもダーク処理を行っていません。この写真では腕を炙り出そうと少々無理をしているため、等倍で見ると背景ノイズが目立ってしまっていますが、X-E2 も D810A に負けず劣らず高感度ノイズが少なく、お手軽天体写真にはもってこいのカメラです。
■係より
SWAT-200+オートガイドによる作例です。こちらのM33も、元画像が高解像度だったので、そのままでは掲載できませんでした。そのため、係が中心部分をトリミングしました。M33の腕がきれいに写っていて、素晴らしいとしかいいようがない作品です。正直、SWAT-200でこれほどの作品が撮れるとは、製品を企画開発した本人も想定してなかったです。ビックリです。(笑)
 

2
3

撮影機材。
■コメント
アルカスイス互換プレートで構成した赤緯体は、移動時には非常にコンパクトにまとめることができます。方位微動と赤緯微動は、加曽利さんに特注で作っていただいた軽量方位微動装置です。使っている三脚は、Really Right Stuff の TP-243 です。それに、不整地で水平調整しやすいよう、Sunwayfoto のレベラーを載せています。縮長31.5cm と非常に短く、それでいて積載重量は23kgあります。実際に使ってみて、これだけ大きな機材を載せても十分な強度がありました。最大高は43cmと、SWAT-200 背面に取り付けた極望を覗くのに支障は無い高さです。重量も1.2kgと、アルミ製三脚としては比較的軽いです。この三脚は、今週末の胎内星祭りの SWAT-200 ユーザー展示に持って行く予定です。
■係より
SWAT-200が、こんな姿になっていようとは…(笑) SWAT独自のベアリングレイアウトで耐荷重量を高めていますが、それを活かし切っている感じですね。これだけ乗せても、ウォームまわりに負担がかからず、追尾性能に影響しないところがSWATシリーズの特徴です。
それから、21日からの胎内星まつりに、HUQさんがご自身の機材を展示していただけることになりました。もちろん、ご本人もSWATコーナーにいらっしゃいますので、撮影の疑問点や質問などぶつけてみてはいかがでしょうか。ご来場の際には、ぜひSWATコーナーへお越しください。

« パイプ状星雲と相撲取り星 | トップページ | 香川の星空 II »

作例写真」カテゴリの記事