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2016年1月

2016年1月21日 (木)

オリオン座中心部。

東京都八王子市の関原謙介様より、SWAT-350ノータッチガイドの作品をお送りいただきましたのでご紹介します。
 

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2016年1月10日 ニコン D800(IR改造)+AI AFニッコール180mm f/2.8D IF-ED 絞りF2.8開放 ISO2200 100秒露出×67枚をStellaImage7でコンポジット SWAT-350にて自動追尾 撮影地 西伊豆松崎町
 
■コメント
SWATを購入し、星の撮影を始めて1年の初心者です。数ヶ月前にHUQ様が投稿されたオリオン周辺の素晴らしい写真に感銘を受けました。2軸オートガイドで合計3時間を超える撮影時間との事。ガイド撮影もぜひ取り組みたいとは思いますが、まずは加算に用いる画像を増やす事で、どの程度近づけるかを試してみたくなりました。送付の写真は100秒露光の写真67枚をコンポジットたもので、合計撮影時間は112分になります.オリオンを取り巻く淡い星雲がかなり良く描写されたと思っています。撮影は、フィルター改造したNikon D800+ニッコールED180mmを用い、StellaImage7によりコンポジットしました。SWAT350によるノータッチガイド撮影です。
 
■係より
このたびはご投稿ありがとうございます。天体写真を始めて、わずか1年とのことですが、これだけ素晴らしい作品を撮影できるとは、なんとも驚きです。バーナードループを含むオリオン座中心部付近の淡い散光星雲やM78星雲の周りの暗黒帯もよく写っています。AI AF ニッコール 180mm f/2.8D IF-EDレンズは、開放でも周辺まで充分にシャープで、見応えのある作品に仕上がりました。これだけ撮れれば、同じ手法であちこちの散光星雲を狙えますね。撮影されたら、ぜひまたお送りください。お待ちしております。

2016年1月16日 (土)

カタリナ彗星と冬の散光星雲。

愛知県春日井市のHUQ様より、カタリナ彗星と冬の散光星雲二題をお送りいただきましたので、ご紹介します。SWAT-200オートガイドでの撮影です。
 
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Catalina_20160110_0456_24pics1c

●カタリナ彗星
2016年1月10日 BORG 55FL + 0.8×レデューサー + HEUIB-II + α7S(天文改造済) ISO25600 露出30秒×24枚コンポジット SWAT-200 + Higlasi-3B による2軸オートガイド 撮影地 千葉県君津市 ※モノクロ反転画像は係が作成しました。
 
■コメント
1月10日のカタリナ彗星(C/2013 US10)です。年末よりかなり地球に接近しているため、動きが速いかと思い、α7S の超高感度による短時間露出を試みました。しかし結果的には尾の動きも少なく、10分前後の露出に耐えられたようです。長く伸びたイオンテイルに対し、ダストテイルの大きく曲がった姿が印象的でした。当夜はやたら沢山の流星が飛んでおり、この写野にも2つの流星が飛び込んで華を添えてくれました。
 

Ic2177

●ワシ星雲(IC2177)
2016年1月9~10日 BORG 55FL+0.8×レデューサー ニコン  D810A ISO1600 露出6分×10枚コンポジット SWAT-200 + Higlasi-3B による2軸オートガイド 撮影地 千葉県君津市
 
■コメント
NIKKOR AF-S 50mm f/1.4G + HEUIB-II + α7S による散光星雲鑑賞があまりにも愉しくてうつつを抜かしている間に、撮ろうとおもっていた被写体がどんどん地平線に沈んでいってしまいました。慌てて IC2177 を撮り始めましたが、あっという間に北極星より遥かに低空へ…。しかし夜が更けると思いの外透明度が良く、極低空でもしっかり露出を掛けることができました。赤一色で表現されることが多い IC2177 ですが、よく見ると青やピンクの多彩な色合いを楽しめます。
 
Bara_5pics

●バラ星雲
2016年1月9~10日 BORG 55FL+0.8×レデューサー ニコン  D810A ISO1600 露出8分×5枚コンポジット SWAT-200 + Higlasi-3B による2軸オートガイド 撮影地 千葉県君津市
 
■コメント
1月9日から10日は千葉県君津市山中にて満天の星空を存分に楽しみました。当日は気温0~2℃と極寒で、トランクや機材は真っ白な霜に包まれましたが、SWAT-200 は全く問題無く動作し続けてくれました。

BORG 55FL + 0.8×レデューサーは、今回実戦初投入でしたが、非常に鋭像で、左上に若干の放射状の流れがあるものの、シャープさで定評のあるタカハシ FS-60CB + 専用レデューサー(f=255mm F4.3)に勝るとも劣らない星像でした。フルサイズ四隅における星像と周辺減光はボーグの方が良好と感じるくらいの高性能です。55FLを購入当初は 天文改造済み α7S と組み合わせて 「Hα散光星雲がリアルタイムに直接見えちゃうファインダー」 として使う予定でしたが、思いのほか性能が良かったため、今後 f=200mm の主装備とすることにしました。

55FL と SWAT-200 との組み合わせは非常に軽快で、性能に妥協の無い「お手軽装備」として活躍してくれそうです。F値も 3.6 と明るいため、バーターの Hαフィルタ(7nm) との組み合わせも楽しみです。
 
■係より
いつもご投稿ありがとうございます。今回は私のホームエリアの房総へようこそお越しくださいました。(笑) 完璧な星空ではないですが、東京からのアクセスの良さが一番の魅力です。冬は透明度が高いので、そこそこいい写真も撮れますね。さて、今回は力作3点をお送りいただきました。カタリナ彗星は感度をISO25600まで上げて、合計12分間(30秒×24枚)という短時間撮影です。トータルの時間を短くして尾の微妙な変化を捉える作戦ですね。そのわずかな時間に流星が2個も飛び込むというラッキーもあって賑やかな作品となりました。ワシ星雲は意外と淡くて、なかなかここまで描画できないですが、ハイスピード55とニコンD810Aの組み合わせで見事な出来栄えとなりました。バラ星雲も素晴らしいですが、近くのクリスマスツリー星団あたりの散光星雲がとてもよく写っているが印象的です。またのご投稿、お待ちしております。

2016年1月15日 (金)

オリンパス150mmF2レンズによるカタリナ彗星。

プロカメラマンの飯島裕様によるSWAT-350での作品です。私が撮った同じ日(SWATブログ)に長野県小海町で撮影したカタリナ彗星です。
 

Catalina
Catalina1c_5

●カタリナ彗星
2016年1月10日 オリンパスE-M5 MarkII ZUIKO DIGITAL ED150mm F2.0(F2.2) ISO3200 露出60秒×18枚加算平均 SWAT-350による自動追尾 撮影地 長野県小海町 ※反転画像は係が作成しました。
 
■コメント
周辺光量低下を完全に補正していませんが、この雰囲気も写真らしくていいかな・・・と。コマの色がきれいですが、イオンテールは淡いですね~
 
■係より
わずか60秒露出で、これだけ明るく両方の尾を描写できるとは、さすがにF2.2の明るさです。しかも素晴らしい仕上がりです。確かにイオンテールは淡くて私の作例では、ここまで写ってくれませんでした。ダストテイルは勾玉のようにくるっと曲がっていて面白い姿をしてますね。カタリナ彗星、もうしばらく楽しめそうです。このたびは、どうもありがとうございました。またお待ちしております。

2016年1月11日 (月)

SWAT-200によるM42とバラ星雲。

作例コーナー新年最初のご投稿は、千葉県市原市にお住まいの黒田健一様よりお送りいただきました。冬の代表的散光星雲をSWAT-200で撮影していただきました。レンズも発売されたばかりのボーグ55FLレデューサーセットです。早速ご紹介しましょう。
 

M42

●M42オリオン星雲
2016年1月9日 BORG 55FL+0.8レデューサー(200mm/F3.6) ニコン D810A+HEUIBⅡ ISO3200 120秒露出×14枚コンポジット SWAT-200+M-GENにてオートガイド追尾 撮影地 天城高原
 

Photo

●バラ星雲
2016年1月9日 BORG 55FL+0.8レデューサー(200mm/F3.6) ニコン D810A+HEUIBⅡ ISO3200 120秒露出×16枚コンポジット SWAT-200+M-GENにてオートガイド追尾 撮影地 天城高原
 
■コメント
今回は、年末に入手したボーグ55FLレデューサーセット(ハイスピード55)の初めての本格撮影です。撮影地は房総半島が近いのですが、GPVの予報が悪かったので、遠路天城高原まで行ってきました。予報で雲が抜ける21時半に到着しましたが、引き上げる午前2時頃まで快晴でした。何度か天城高原に行っていますが、これまでで最高の空でした。

今回の主目的は、ハイスピード55にHeuibフィルターを取り付けての撮影です。自宅でのテスト撮影では、フィルターをレデューサーの対物側に取り付けると星像にハロ?のようなものが出ていまひとつだったので、カメラ側に取り付けて撮影しました。こちら側は星像に問題はみられません。

やっぱり、なんといっても空のコンディションですね。われながら、よく写ったものだと自画自賛しております。星像がとてもシャープなので、ピント合わせにかなり苦労しました。今後の課題です。いやー、期待以上の写りでした。買ってよかったです。
 
■係より
このたびはご投稿いただきまして、誠にありがとうございます。昨年末に発売されたハイスピード55の性能をフルに発揮した作品です。ハイスピード55は、フルサイズ周辺まで星像が良好なことがわかります。F3.6の魅力的な明るさにHeuibフィルターを併用することで、淡い散光星雲の広がりを見事に捉えました。それにしても僅か2分露出でここまで写せるとは驚きました。これだけ写るとなると今後の撮影が楽しみですね。SWAT-200もM-GEN併用で200mm2分露出をキッチリとサポートできてます。次回はもっと長時間露出が可能になりそうですね。SWAT-200とハイスピード55、軽量コンパクトでベストマッチです。またのご投稿、お待ちしております。

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