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2016年3月11日 (金)

おとめ座銀河団と小惑星Hebe。

愛知県春日井市のHUQ様から、SWAT-350、2軸オートガイドによる作例をお送りいただきました。今回はおとめ座銀河団を撮影中に小惑星Hebeも一緒に写っていたとのことです。
 

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●おとめ座銀河団と小惑星Hebe
2016年3月8日23時14分~ タカハシ FS-60Q((f=600mm F10) ニコン  D810A ISO12800 露出30秒 1枚(位置合わせ・コンポジット基準用画像) ISO3200 露出16分×11枚+3分×2枚 加算平均(3σクリップ)コンポジット SWAT-350+ Higlasi-3B、DEF-Guider にて2軸ガイド 撮影地 千葉県鋸南町 ※反転画像は係が作成しました
 
■コメント
「宇宙の窓」と呼ばれる天の川銀河の薄い領域を撮っていたところ、たまたま6番目に発見された大型の小惑星「Hebe」が写り込んでいました。M98・M99といった遠い遠いおとめ座銀河団を撮っていた最中に、われわれ太陽系の仲間が手前を過ぎっていくとは…なんだか巨大な遠近感を感じてしまいました。
16分露出を11枚、3σクリップの加算平均でコンポジットしたのに、妙な点線が残っていました。これはコンポジット総数の3σの範囲のコマに、その位置にその点が記録されていたことを示します。そこでノイズではないと判断し SkySafari 4 Pro で小惑星を検索したところ、6番目に発見された、鉄・ニッケルを多く含む明るい小惑星 Hebe であったことが判りました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%BC%E3%83%99_%28%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F%29

 

■係より
いつもご投稿ありがとうございます。先月の「おとめ座銀河団」に接する右隣のエリアです。こうなるとさらに広げていってモザイク合成したくなりますね。今回はたまたま大型の小惑星が写って華を添えてくれました。SWAT-350を2軸化してのオートガイド追尾ですが、焦点距離600mm、16分露出でも、完璧な点像です。さすがです。またのご投稿、お待ちしております。

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