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2016年3月12日 (土)

冬の天の川に沿って。

愛知県春日井市のHUQ様から、SWAT-200とSWAT-350による作例をお送りいただきました。今回はぎょしゃ座からとも座にかけての冬の天の川に点在する星雲や星団です。どうぞご覧ください。
 

Gyosha_2

●ぎょしゃ座~ふたご座の天の川
2016年2月3日~4日 ニッコール AF-S 58mm F/1.4G ソニー α7S(天体改造) HEUIB-IIフィルター ISO6400 露出30秒×199枚コンポジット(3σクリップ加算平均) SWAT-200によるノータッチガイド 撮影地 南知多桜公園
 
■コメント
ぎょしゃ座の南の端にある散光星雲、散開星団から、ふたご座の足元にある散光星雲、散開星団を一枚に納めました。欲張りすぎて、下辺にエンゼルフィッシュの背びれ付近が映り込んでしまいました。勾玉星雲を撮ったのは初めてでしたが、しっかり写ってくれました。焦点距離58mmの追尾は、SWAT-200 ではノータッチガイドで全く問題ありません。
 

M35_ic443_ngc2174

●ふたごの足跡
2016年2月3日~4日 タカハシ FS-60CB+レデューサー(f=255mm F4.2) ニコン D810A ISO1600 露出360秒×36枚コンポジット(中央値) SWAT-350+Higlasi 3Bによる2軸オートガイド 撮影地 南知多桜公園
 
■コメント
最初の画像の天の川の下の方に写っている、ふたご座の足元にある M35、クラゲ星雲、モンキー星雲 です。モンキー星雲の中にある青白い部分や、クラゲの上のほうにある輝星の周りの薄青い星雲を消してしまわぬよう、カブリ除去に時間を掛けました。
 
M46m47_37pics2_100per_2
M46m47_33per1c

●とも座の二重星団付近
2016年3月8日~9日 ボーグ 55FL+レデューサー(f=200mm F3.6) HEUIB-IIフィルター ニコン Df(クリアフィルター改造) ISO1600 露出60秒×47枚コンポジット(中央値) SWAT-200 ノータッチガイド 撮影地 千葉県鋸南町 ※反転画像は係が作成しました。
 
■コメント
東側の粒が揃った密な散開星団がM46、西側の疎な散開星団がM47。その間の少し南よりに NGC2425。M47の北側に NGC 2423。M47の南西に NGC 2414。と、ここまでは星図に記載されていたのですが、M47 の北側にも小さくて密な散開星団がありますね。更にNGC 2414 の南側に大き目の赤い散光星雲(sh2-302)があります。他にも写野右下の領域には、小さな赤い散光星雲、淡い赤い大きな広がりを持つ散光星雲が広がっているようです。この界隈、f=58mm か f=85mm ぐらいの写野でタップリ露出を掛けるのも面白そうだと思いました。
 
■係より
連日のご投稿、ありがとうございます。今回はぎょしゃ座、ふたご座、とも座と冬の天の川に沿って点在する星雲・星団を狙っていただきました。3作品とも異なる光学系で焦点距離も違いますが、それぞれの性能をフルに引き出した作品となっています。特にボーグ55FL+レデューサーは、針の先で突いたようなシャープな星像が写野全面に広がっていて、見事というほかありません。次の作品も楽しみにしております。

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