SWAT-350+M-GENによるクラゲ星雲。
東京都八王子市の関原謙介様より、SWAT-350+M-GEN一軸オートガイドによるクラゲ星雲をお送りいただきましたのでご紹介します。
●クラゲ星雲(IC443)
2016年3月4日 ニコン D800(IR改造)+コーワプロミナー500+TX07レデューサー 合成焦点距離350mm F3.9 ISO2200 140秒露出×21枚 180秒露出×14枚 合計35枚をStellaImage7でコンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド 撮影地 西伊豆松崎町
■コメント
SWAT-350+M-GEN一軸オートガイドで初めて撮った作品です。宇宙を泳ぐクラゲのようなふたご座IC443を狙ってみました。当日は風もなく晴れてはいましたが、薄い春霞のような空でふたご座のエータ星がかすんで広がってしまいました。とにかく露光時間を稼ぐ事でなんとか淡い星雲をとらえることが出来ました。M-GENによるオートガイドのおかげで140秒と180秒の露光時間で数枚の画像を除外するだけですみ、ノータッチの時より歩留まりが大幅に改善しました。
■係より
係もM-GEMオートガイダーのテストを重ねていますが、ポータブル赤道儀でも長焦点撮影が可能になるので、楽しみが何倍にも膨らみますね。今回は、初めてのM-GENオートガイド撮影にクラゲ星雲を狙っていただきました。とても美しい仕上がりです。焦点距離350mmという望遠撮影ですが、星像はきっちり点像を保っており、大成功でした。それにしてもコーワプロミナーの性能も素晴らしいです。ボーグといいコーワといい、最近の光学系はとてもシャープでため息がでます。ご投稿ありがとうございました。ぜひまたお送りください。
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