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2016年5月 1日 (日)

光害地で撮るM16、M17とM83。

愛知県春日井市のHUQ様から、光害地で撮影した作例をお送りいただきましたので、ご紹介します。
 

M16m17●M16、M17
2016年4月30日 タカハシ FS-60Q(f=600mm F10) + クリアフィルタ改造ニコン Df フィルタ無し SWAT-350 + SS-one mini 2軸オートガイド ISO3200 1分露出×172枚 撮影地 愛知県春日井市
 
M83_2●M83
2016年4月30日 タカハシ FS-60Q(f=600mm F10) + クリアフィルタ改造ニコン Df フィルタ無し SWAT-350 + SS-one mini 2軸オートガイド ISO3200 1分露出×168枚 撮影地 愛知県春日井市
 
■コメント
久々に晴れた一昨日の夜、比較的透明度が良く、名古屋にほど近い街中の自宅ベランダにて撮影しました。透明度が良いとはいえ光害は強く、天の赤道南中付近の星で肉眼で確認できたのは、3等台まででした。
M16・M17 はともかく、M83は露出が足りなさすぎました。でも自宅ではこれが精一杯。1コマ2分掛けると完全に白飛びします。GW中にはふたたび香川へ行く予定なので、再チャレンジしたいと思います。天候が思わしくなさそうですが…
実は、M83 は撮ったことがあるどころか、筒先を向けたのすら初めてです。場所は「スピカの下」ぐらいしか知りませんでしたが、電子ファインダーを使うことで6等台の星まで余裕で視認できました。電子ファインダーに付けたCマウントレンズは標準レンズの写野なので、星図との同定も簡単で迷うこと無し。スピカから南へ5等台の星を伝って、一発でf=600mm の写野ど真ん中に手動導入できました。昨夜の空では、夜半過ぎにはこの電子ファインダーで天の川まで確認することができました。もちろん肉眼では何も見えません。赤い星雲は、M8はハッキリ確認できましたが、南東の高度15°前後にある M16・M17 の視認は難しかったです。しかしガイダー QHY5L-II + f=100mm F2.8 コマ露出2秒の PHD2 画面上では、M17 の白鳥のような姿がハッキリ判りました。M16 は、ハッキリとはわかりませんでした。

Capture画面下辺中央やや左寄りのモヤッとしたものがM17。 導入中のスクリーンショットであるため、ガイドグラフは暴れまくっています。光害で白飛びするため、これ以上はガイダーの露出時間を増やせませんでした。
電子ファインダー、絶対お勧めです。自動導入しかやったことない方も、もし眠っているガイダーや惑星用カメラがあれば、標準レンズ画角相当のCマウントレンズを付けてファインダー脚に挿し、PHD2の画面で手動導入試してみてください。「自分で導入した」という実感を味わえますし、自動導入の天頂跨ぎで導入に無駄に時間を食われることもありません。自動導入の無いポタ赤星雲写真派は、特に必携です。
 
■係より
いつもご投稿いただきまして、ありがとうございます。4月は天気が安定せず、なかなか撮影のチャンスもなかったですね。晴れたら、光害地だろうが何だろうが、撮りたくて我慢できなくなったのではないでしょうか。(笑) とういうわけで、名古屋の光害がひどいご自宅での撮影です。M16、M17はこんなによく写るんですね。びっくりしました。まるで、空のよいところに出かけて撮ったようです。M83もHUQさんの苦心の跡がわかる作例ですね。腕の構造が写っていて、なかなかの作品に仕上がっています。香川では晴れるといいですね。ぜひまた投稿ください。お待ちしております。

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