光害地で撮るM27亜鈴状星雲パート2。
愛知県春日井市のHUQ様から、前回に続いて光害地で撮影したM27亜鈴状星雲の続編をお送りいただきましたので、ご紹介します。
●M27 亜鈴状星雲
2016年6月10日 タカハシ FS-60Q+Nikon 2xテレコン TC-20E III(f=1200mm F20) ニコン D810A ISO800 32分露出9枚 8分露出1枚 計10枚をDeepSkyStacker 2xDrizzleでコンポジット SWAT-350 + SS-one mini 2軸オートガイド撮影地 愛知県春日井市
■コメント
10日の夜は名古屋も晴れ、自宅から2kmの庄内川の堤防上で飽きもせずM27を狙っていました。前回よりだいぶ周りの淡い部分が出てきました。実際にはこの倍ぐらい広がっているそうなので、コマ数を増やして、そこまで炙り出したいですね。露出時間が長くなるほどガイドミスのリスクが増えるので、ISO6400、3分で大量コンポジットしたものをL画像、ISO800で十数枚コンポジットしたものをRGB画像としてLRGB合成する手法を試してみます。
■係より
前回の投稿でもびっくりしましたが、今回は2×テレコンを加え、1200mm F20での大作です。カメラもD810Aに変更されています。前回に比べて、明らかに星の数が増えていますし、星雲も微細構造の写りがアップしていて、さらにびっくりです。口径6cmの限界と思える作品です。HUQさんのSWATの仕様はスペシャルなものですが、ポータブル赤道儀でここまでの作品が得られるようになったのは、作っている側からすると、とても嬉しいです。これからも凄い作品をものにしてください。またのご投稿、お待ちしています。ありがとうございました。
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