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2016年6月 3日 (金)

光害地で撮る干潟星雲&三裂星雲。

愛知県春日井市のHUQ様から、光害地で撮影したM8干潟星雲とM20三裂星雲の作例をお送りいただきましたので、ご紹介します。
 M8m20_final

●M16、M17
2016年6月1日23時52分~ タカハシ FS-60Q(f=600mm F10)  ニコン D810A SWAT-350 + SS-one mini 2軸オートガイド ISO200 16分露出×10枚 撮影地 愛知県春日井市
 
■コメント
6月1日の夜は、久々に青空を拝むことができました。比較的透明度も良さそうだったので、自宅ベランダで三裂星雲&干潟星雲を狙ってみました。一晩中、暴風が吹き荒れており、星像が多少太ってしまいましたが、自宅撮りの夏の星雲ではベストの写りです。ちなみに、コンポジットに使った1枚をLightroom でストレート現像すると、下のような画像になります。F10/ISO200 露出16分は、F4/ISO1600 露出20秒弱に相当します。透明度が良かったとはいえ、その程度の露光でこんなに背景がカブる星空です。しかし、基準感度でジックリ露出を掛けることで、干潟星雲の東に広がる赤い星雲や、干潟星雲と三裂星雲の間を繋ぐように伸びる淡い赤い星雲まで炙り出すことができました。
私の場合、北極星が見えない南向きベランダからの撮影なので、2軸ガイドが必須ですが、北極星が見える環境なら、PoleMaster で正確に極軸を合わせてM-GEN等で赤経1軸ガイドすれば、BORG 55FL+0.8×レデューサー(f=200mm F3.6)や、f=300mm F2.8 のような明るい望遠レンズを使って、デジカメの基準感度で10分程度の露出を繰り返し、コンポジットして炙り出せば、光害下の住宅地からでも、これぐらいの星雲撮影ができるかもしれませんね。
 
■係より
いつもご投稿ありがとうございます。HUQさんお得意の「光害地」シリーズですね。といっても、とても光害地での撮影とは思えないような星雲の写りで、干潟星雲や三裂星雲の淡い部分までよく撮れてます。低感度長時間露出は光害地での撮影手法としてとても有効なようです。今後もぜひ頑張っていただきたいと思います。光害地シリーズ、ぜひまたお送りください。
 Photo

コンポジットに使った元画像のウチの一枚をストレート現像したものを参考のために掲載します。

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