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2016年6月22日 (水)

北アメリカ星雲と網状星雲。

愛知県春日井市のHUQ様から、北アメリカ星雲と網状星雲の作例をお送りいただきましたので、ご紹介します。
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●北アメリカ星雲とペリカン星雲
2016年6月3日0時37分~ ボーグ55FL+0.8×レデューサー(f=200mm F3.6) +HEUIB-IIフィルター ニコン Df クリアフィルタ改造 SWAT-200 + SS-one mini 2軸オートガイド ISO800 8分露出×16枚コンポジット 撮影地 南知多
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●網状星雲
2016年6月3日2時29分~ ボーグ55FL+0.8×レデューサー(f=200mm F3.6) +HEUIB-IIフィルター ニコン Df クリアフィルタ改造 SWAT-200 + SS-one mini 2軸オートガイド ISO800 8分露出×14枚コンポジット 撮影地 南知多 ※なるべく高解像度で掲載するために係が上下を若干カットしました。
 
■コメント
遅ればせながら、6月2日~3日に掛けて南知多で撮ってきた写真をお送りします。この日は「感度を落として長時間露出する」という方向性で写りがどう変わるかを探るのが目的でしたが、ステライメージ7 ではうまく処理できず、ペンディングにしておりました。一週間ほど前からPixInsight という画像処理ソフトを習得し始め、これが非常に高機能で細かな調整が効くことがわかったので、練習を兼ねて、同日撮った全ての画像を処理しなおしました。
PixInsightの操作については、Webサイトのチュートリアル動画を見たあと、このソフトを日本語で解説されている tantan さんのホームページ「胎内よいとこ、星見に行くぞ」の「PixInsight」にて、コンポジット、カブリ除去、RGB調整、トーン調整、HDR処理、星マスクを使った処理等を学びました。PixInsight によるカブリ除去、炙り出し処理により、暗黒体がよりハッキリし、周りの沢山の微光星が白一辺倒ではなくなったと思います。また網状星雲は、星雲の繊細な構造が沢山の微光星に埋もれがちだったので、星マスクを作って微光星の輝度を抑えました。実は星マスクを使って画像処理するのは初めてでしたが、PixInsightにより簡単に星マスクの生成・合成ができました。何れも「Df をISO800で使うことにより、階調豊に星雲を表現する」という目的を果たせたと思います。

※上の作品のステライメージ7で処理したものをボーグさんのブログ(2016/06/06)に掲載していただいてます。
 
■係より
シャープな星像、コントラストの効いた画像処理で、解像感が高く、見事な仕上がりです。思わず見とれてしまいました。新たに導入した画像処理ソフト「PixInsight」の練習作とのことですが、いきなり使いこなすHUQさんの処理技術も見事です。こういった作例に触れると、画像処理の重要性を改めて感じます。このPixInsightのチュートリアル動画を見てみましたが、ヒゲのおじさんの背景画像とか笑っちゃうほど凄いですね。私もいつかはああいう写真を撮ってみたいけど無理そうです。とうことでHUQさんに期待してます。(笑)

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