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2016年10月17日 (月)

光害地で撮るオリオン大星雲。

東京都八王子市の上村裕様より、満月期に撮影した「オリオン大星雲」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 

M42●オリオン大星雲
2016年10月16日2時6分~ キヤノン E70-200mm F2.8L IS USM+2×エクステンダー(EF2×III) 絞り開放(F5.6) キヤノン EOS 5D mark III ISO400 60秒露出×10枚 トリミング SWAT-350ノータッチ追尾 撮影地 東京都八王子市
 
■コメント
ここ1ヶ月ほど秋雨前線が停滞して晴れ間がなく、もどかしい気分で過ごしていました。ポールマスターを導入したものの、実践投入する機会はなかなか巡ってきません。昨夜は、久しぶりの快晴に恵まれましたね。満月直前かつ光害たっぷりでしたが、我慢できずベランダで撮影しました。ここまで気軽にできるのもSWATの魅力ですね!
ちょうどオリオンが昇ってきていましたので、M42を撮影しました。北極星が見えない中、なんとか60秒の露光に耐えられるまで極軸を合わせての強行です。手元に写真用レンズしかないので、その中で一番長い200mm+エクステンダー2×という、なんとも無茶な構成。それでも、なんとか画として成立しましたのでお送りします。ご笑覧ください。階調が思うように繋がらず、強めの画像処理となってしまいました。新月期にもう一度じっくり挑戦したいと思います。
400mmの撮影では、100mmの時に比べ、極軸も導入もシビアで一苦労でした。以前お会いした際、700mmで撮影されていましたよね、それがいかに高難度かわかりました。極軸もそうですが、バランスも難しいですね。現在のウェイトシャフトの長さで、今回の機材を搭載すると垂直方向の使用に限られそうです。水平方向では、クランプを締めてもバランスできませんでした。
写真用の望遠レンズは重くて不向きかもしれません。いろいろと実践で気づくことが多いです。これからも試行錯誤して楽しみたいと思います。
 
■係より
このところ天候に恵まれませんでした。みなさんウズウズしながら晴れるのを待っていると思います。次の新月期は、晴れたら人気の撮影地は混み合いそうですね。さて、今回は70-200mm/F2.8ズームに2×エクステンダーを組み合わせて400mm/F5.6として撮影した作品で、カメラは天体改造してないため、ノーマルでの写りがよくわかります。M42は青い成分も多く含み、非常に明るいので、短時間露出でも迫力ある姿を捉えられます。キヤノンの70-200mm/F2.8はフローライトレンズを使っているので、色収差もよく補正されていて、とてもシャープな星像をみせてくれます。満月期の光害地でもこれだけ撮れるという、よいお手本になりますね。このたびは、ご投稿ありがとうございました。ぜひまたお送りください。

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