光害地で撮るすばるとカリフォルニア星雲。
横浜市にお住まいの蒼月様より、秋の代表的星団「すばる(M45)」と「カリフォルニア星雲」をお送りいただきましたのでご紹介します。

●すばる(M45)
2016年10月14日 ボーグ 71FL+レデューサー0.72×DGQ(288mm, F4.1)+LPS-P2フィルター キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 露出120秒×25枚 SWAT-200(PHD2で一軸オートガイド) 撮影地 横浜市内

●カリフォルニア星雲
2016年10月14日 ボーグ 71FL+レデューサー0.72×DGQ(288mm, F4.1)+LPS-P2フィルター キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 露出120秒×10枚 SWAT-200(PHD2で一軸オートガイド) 撮影地 横浜市内
■コメント
How many times must a man look up, before he can see the sky?(どれほど見上げれば、空を見ることができるのだろう。)一か月半ほどかかりましたよ、ボブ・ディランさん(笑)。
やっと週末に快晴に恵まれた関東地方でしたが、よりによって満月期。どうしようか迷いましたが、いつもの近所の公園に出撃しました。すばるの周辺には青白い反射星雲が淡くとりまいているのは有名ですが、実はそれはこの写真の画角いっぱいに広がっています。横浜で、しかも月齢13.7の湿度が高い夜に、さすがにそこまでは写せませんが、次の新月期に遠征できれば撮影しておきたい対象です。なお、すばる周辺には赤っぽい星もあるので、処理の際には青一色にしないことに注意が必要ですね。一方、カリフォルニア星雲はひたすら赤い星雲です。すばるとは12~3度ほどしか離れていないので、もう少し広角ですばると一緒に撮ると、赤と青の対比が美しい写真が撮れることでしょう。
■係より
この夏を含めて、あまり天候に恵まれず、特に9月以降の天気は悲惨を極めました。ほとんど青空を見なかったような…。こんな状況ですから、作例ページへのご投稿もパタッと途絶えてしまいました。ようやく憎き(笑)秋雨前線も南下して、これからは秋のスカッとした晴れの日がやってきてくれるでしょう。次の新月期には、ぜひ遠征して撮影三昧といきたいところです。さて、関東地方もようやく高気圧に覆われ、安定した晴れが持続しています。残念ながら満月期ですが、横浜のご自宅付近の公園で、M45すばるとカリフォルニア星雲を撮影していただきました。IDASの光害カットLPS-P2フィルターを併用して、コントラスト良く捉えています。すばるは、もう一踏ん張りすれば周囲の分子雲も写りそうなくらいよく写っています。カリフォルニア星雲も微妙な濃淡まで描画されており、とても満月近い月の光害地で撮ったとは思えない出来栄えです。
いつも、ありがとうございます。またのご投稿、お待ちしております。
« カシオペヤ座。 | トップページ | 光害地で撮るオリオン大星雲。 »
「作例写真」カテゴリの記事
- カシオペヤ座とアンドロメダ星雲(2026.02.09)
- 35mmF1.4で撮るさそり座(2025.05.09)
- バンビの横顔付近(2025.05.10)
- ばら星雲からバーナードループへ(2025.01.03)
- ばら星雲周辺(2024.12.22)