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2016年11月 8日 (火)

M45プレアデス星団「すばる」。

横浜市にお住まいの蒼月様より、M45プレアデス星団「すばる」の作品を送りいただきましたのでご紹介します。
 M45

●M45プレアデス星団「すばる」
2016年11月5日 ボーグ 71FL+レデューサー0.72×DGQ(288mm, F4.1) キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 露出300秒×26枚コンポジット+高輝度部分60秒×21枚コンポジットを合成 SWAT-200(PHD2で一軸オートガイド) 撮影地 富士見高原
 
■コメント
先週末の富士見高原は、一晩中快晴で、湿度が低くて夜露の心配がない、という絶好のコンディションに恵まれました。また、撮影の準備中に、生涯に何度もお目にかかれないだろうというほどの大火球が出現する幸運もあって、テンション高めの状態で撮影を開始しました。今回のターゲットは清少納言も愛した「すばる」です。いや、すばるというより、その周辺の分子雲です。この淡い分子雲を浮かび上がらせるために、5分ずつ合計3時間かけて撮影し、風でぶれたフレームを除いた26枚をスタックしました。また、輝度差が大きい対象でもあるため、白飛びを防ぐために、60秒露出フレームも合わせて撮影して合成しました。少しノイズが気になるので、さらに撮り増ししたいところですが、他にも撮影したい天体は沢山あるので悩ましいですね。
それにしても、SWAT-200は優秀なポタ赤です。お気軽な観望から割と本格的な撮影にも使えますし、軽いので頻繁に使用しているのに故障したことがなく、もう4年愛用しています。発売直後に迷わず購入したのは間違いではなかったと思うとともに、今後も長く撮影の友となってくれることを願っています。
 
■係より
夜露の心配がないくらいの湿度だけでもラッキーですが、さらに大火球まで目撃するとは幸運でしたね。私も昨日、都内で月の写真を撮っているときに火球レベルの大流星を目撃しました。おうし座群でしょうか。
さて「すばる」ですが、前回の横浜での作品もとてもよく写っていましたが、今回の富士見高原の「すばる」は圧巻です。コメントにある通り、周辺の分子雲がこれほどまで明瞭に描出されていてビックリです。また、白飛びを防ぐために短時間露光の画像をHDR?的に処理して、ハイライト部分の情報量を確保するなど、撮影テックニックだけでなく、画像処理の確かさがあっての仕上がりです。シャープな光学系のピント合わせも上等ですね。やっぱり高品位な作品を得るためには、ひと晩にひと天体くらいに割り切った方がいいかもしれないですね。ご投稿ありがとうございました。この冬の魅力ある星域の作品もぜひお送りください。お待ちしております。それから、SWAT-200を使いこなしていただき、ありがとうございます。頻繁にご使用の場合、5年くらいで、一度グリスアップされることをお勧めします。どうぞ末永くご愛用ください。

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