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2016年11月 7日 (月)

SWAT-350ノータッチ追尾によるM31とM42。

東京都八王子市の上村裕様より、焦点距離400mmをSWAT-350ノータッチで撮影した「M31アンドロメダ銀河」と「M42オリオン大星雲」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M31

●M31アンドロメダ銀河
2016年11月5日19時30分2秒~ キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USM + EF2×エクステンダーIII (合成焦点距離400mm) 絞り開放(F5.6) キヤノン EOS 5D Mark IV(改造なし) ISO6400 120秒露出×19枚コンポジット SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県君津市
   M42

●M42オリオン大星雲
2016年11月5日23時9分27秒~ キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USM + EF2×エクステンダーIII (合成焦点距離400mm) 絞り開放(F5.6) キヤノン EOS 5D Mark IV(改造なし) ISO6400 120秒露出×34枚コンポジット SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県君津市
 Mono

●シグマ 20mm F1.4 Artで撮影した冬の天の川
 
■コメント
先日は偶然にも再会できました。明るいうちにお会いするのは初めてでしたね、次回からはすぐにわかると思います。(笑) さて、3日の夜に撮影したものですが、納得のいくものにはなりませんでした。最大の問題はピントで、天頂付近の撮影では、レンズの自重のためかフローライトのためかわかりませんが、なかなか安定してくれません。葛藤の末、原因を探るため土曜日にもう一度撮影に向かいましたが、結論から申しますと、ピント移動の原因はわかりませんでした。ピントリングを動かないよう固定しても、しばらくするとずれていたり…、なかなか難しいです。
5日の晩は、20時頃まで風が強く、車の陰に隠れての撮影開始となりました。ポールマスターを使っても、400mmノータッチで、ある程度の歩留まりを期待すると2分程度の露出までが許容範囲のようです。今回はISO6400まで上げ、枚数を稼いでノイズ低減を図りました。と言っても、前述のピントと強風の影響があり枚数はそこまで多くありません。カメラの低ノイズに助けられました。(笑) M31については、前回と比べて実質2倍の露光となりました。そこまで強い画像処理をしなくても淡い周辺部が破綻なく再現でき、個人的には満足です。M42は人工衛星がひっきりなしに通過します。除外しようと思いましたが枚数が減ってしまうので、そのまま全部コンポジットしました。天文改造はしていませんが、それなりに赤い成分も写っており、お手軽撮影でもこのくらいは撮れちゃいます。ハイライトが飛んでしまうので、次回は露出を変えて撮影したものを合成したいと思います。おまけに、SIGMA 20mm F1.4 Artで撮影した冬の天の川をお送りします。光害と霧に反射した光でバラエティに富んだカラフルな画像になり、画像処理でなんとかしようと思いましたが早々に諦めてモノクロにしました。縮小していますが、びっしりと星が写り込んでいます。いずれ、カラーで撮影したい賑やかな冬の空です。
 
■係より
M31アンドロメダ銀河は、周囲のごく淡い星雲まで写っていて、見応えがあります。M42オリオン大星雲も周辺の分子雲まで浮かび上がらせていて、見事です。M42は青い成分も多く含まれているので、IR改造してないノーマルカメラでも、ここまで写し出せます。普段と違った色調のM42もなかなかのものです。最新のキヤノン5D MarkIVをお使いですが、高感度でのノイズも少ないようですし、これをIR改造したら凄いことになりそうですね。おまけの冬の天の川は、シグマの高性能シリーズArtラインの超広角20mm F1.4の作例です。開放からシャープな星像を結びますから、流星撮影でも威力を発揮しそうですね。この冬の流星群も狙ってみてください。ご投稿ありがとうございました。またお送りください。

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