« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年1月

2017年1月31日 (火)

クリスマスツリー星団付近と冬のダイヤモンド。

東京都八王子市の関原謙介様より、「クリスマスツリー星団からバラ星雲」と「冬のダイヤモンド」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Photo_4

●クリスマスツリー星団からバラ星雲
2016年12月29日 AI AFニッコール180mm F2.8D IF-ED 絞りF3.5 ニコン D810A IDAS LPS-D1フィルター使用 ISO3200 120秒露出×24枚をStellaImage7でコンポジット ニコンキャプチャーNX2にて画像処理 SWAT-350にてノータッチガイド 撮影地 静岡県松崎町
 Photo_5

●冬のダイヤモンド
2017年1月26日 AF-Sニッコール14-24mm F2.8G ED 20mm 絞り開放 ニコン D810A IDAS LPS-D1フィルター使用 ISO2200 120秒露出×40枚をStellaImage7でコンポジット ニコンキャプチャーNX2にて画像処理 SWAT-350にてノータッチガイド 撮影地 静岡県朝霧高原
 
■コメント
「クリスマスツリー星団からバラ星雲」は昨年の年末に撮影したものです。もう少し加算画像の枚数を増やしたかったのですが…。実はこの前日にも同じ構図を撮影していて、2日に亘る撮影画像を加算するつもりだったのですが、画角がわずかに違ったためStellaImage7ではうまく位置合わせが出来ず、前日の画像は加算に用いる事が出来ませんでした。「冬のダイアモンド」はワイドレンズによる冬の天の川の撮影です。この画像もトータル80分の加算を行ったのですが、赤い星雲のコントラストがイマイチです。かといって無理やり強調すると微光星が肥大し、天の川の滑らかな感じが損なわれるので、強調を控えめにしてみました。このような作例で赤い星雲のコントラストを上げたければ空の暗いところで撮影する以外にはなさそうです。朝霧高原は東海道沿いの都市からの光害でかなり明るいです。
 
■係より
いつもご投稿ありがとうございます。クリスマスツリー星団からバラ星雲にかけては200mmクラスで狙うのにちょうどいい撮影対象ですね。180mm F2.8をF3.5まで絞って周辺星像と周辺減光を改善して、画像処理をやりやすくしています。その甲斐あって、非常に美しい作品となっりました。冬のダイヤモンドは広角20mmレンズを使って、冬のハイライトを一網打尽にした作品です。あえて、控えめな画像処理としたことで、より自然な仕上がりになっています。別の日に撮影して構図が少しズレて、自動でコンポジット出来ないことは、ままありますね。私は、それぞれ別々にコンポジットした画像をPhotoshopで手動で重ねています。ある程度、手動で回転や星の位置を調整してやれば、自動でコンポジット出来るかもしれません。お試しください。レンズの収差が大きいと周辺でうまく重ならないことがありますけど、そんな時はトリミングですね。(笑) ぜひまたお送りください。お待ちしております。

2017年1月30日 (月)

勾玉星雲とM81・M82。

大分県佐伯市にお住まいのたくちゃん様より、初投稿いただきました。佐伯市内からSWAT-300で撮影した「勾玉星雲」と「M81・M82」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Photo_2

●勾玉星雲
2017年1月26日撮影 コーワプロミナ+レデューサーTX07 合成焦点距離350mm/F4 ペンタックスK5Ⅱs(無改造) ISO800 5分30秒×18枚コンポジット SWAT-300+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地大分県佐伯市
 M81m82
M81_3

●M81・M82
2017年1月26日撮影 コーワプロミナ+レデューサーTX07 合成焦点距離350mm/F4 ペンタックスK5Ⅱs(無改造) ISO800 5分30秒×24枚コンポジット SWAT-300+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地大分県佐伯市 ※下はM81の拡大トリミング
 
■コメント
初めての投稿になります。今から3年前に天体写真を始めて、作例画像常連のHUQ様や先日M42を投稿された志賀様のアドバイスを得て勉強してまいりました。SWAT-300と70mm-200mmと無改造のペンタックスのカメラで撮影を重ねてまいりました。その後、機材はどんどん増えて天体機材の沼にはまり込んでしまいました。この頃、やっとなんとか見られるような写真が撮影できるようになりましたので投稿させていただきます。いかんせん田舎なのでそばに教えてくださる方はおられませんので我流となりますがよろしくお願いいたします。ただ、自慢は撮影地の暗さで現在はオリオン座が沈んでしまうとSKY値は、21.59位の暗さがあります。
 
■係より
天体写真を初めて3年とのことですが、焦点距離350mmの5分半露出をパーフェクトに追尾できてきていますし、ピントも上等です。勾玉星雲は口径90mmの分解能もあって、詳細な構造まで写っています。色彩も豊かでとても美しいです。ペンタックスK5Ⅱsは無改造でもこれだけ赤い星雲を写してくれるので、天文用として貴重ですね。M81も渦巻き構造の微妙な濃淡まで捉えていて、プロミナーの性能を充分に引き出した作品になりました。素晴らしい出来栄えです。今回、初投稿していただきまして、ありがとうございました。これからもドシドシお送りください。お待ちしております。
 Photo_3

撮影地の機材設置状況。
   2_2

ポールマスターの取り付け状況。ドイツ式の機材に金具を取り付けてポールマスターを取り付けましたバッチリでした。
  3

コーワプロミナレンズとペンタックスK-5Ⅱs、M-GENなどの装備。
 Dsc015902

USB式の自動温度測定記録機。

2017年1月29日 (日)

カリフォルニア星雲付近。

愛知県春日井市のHUQ様から、南知多で撮影した「カリフォルニア星雲付近(NGC1499~IC1985)」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Ca

●NGC1499~IC1985
2016年12月28日18時28分~22時20分 ボーグ 55FL+レデューサー 合成焦点距離200mm/F3.6 ニコン D810A ISO800 露出93秒×1枚+167秒×1枚+4分×46枚 合計48枚コンポジット SWAT-350+ SS-one mini 2軸ガイド 撮影地 愛知県南知多
 
■コメント
撮ってから少し時間が経ってしまいましたが、昨年末に南知多で撮った写真です。フラットナー&テレコン装備の 55FL に換装して三つ子銀河を撮りはじめる前まで、雲間からひたすら撮り続けていたものです。コマ当たりの露出は少し控えめで狙ってみましたが、恒星の色と分子雲の両立はできたように思います。
http://simhuq.sytes.net/astro/uni/Ca.jpg
 
■係より
HUQさんの今年最初の作品です。撮影は昨年末ですね。ボーグ55FL+レデューサーは焦点距離200mm、F3.6と明るく、とても使いやすい仕様になります。ご覧の通り星像もシャープですし、軽量コンパクトなので、SWATシリーズに最適な鏡筒です。カリフォルニア星雲(NGC1499)は、かなり大型の天体ですので、200mmでもこの通りの大迫力です。IC1985は画面右下にある分子雲の中で光る反射星雲です。蒼月さんの作例と上村さんの作例もご覧ください。ご投稿ありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いします。

2017年1月26日 (木)

M97ふくろう星雲とM108。

東京都八王子市の上村裕様より、200mm望遠+2倍エクステンダーで撮影した「M97ふくろう星雲とM108」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M97m108

●M97ふくろう星雲とM108
2017年1月25日0時30分9秒~ キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USM + EF 2x エクステンダー 合成焦点距離400mm/F5.6(絞り開放) キヤノン EOS 5D MarkIV(改造なし)  ISO3200 5分露出×7枚コンポジット SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
 
■コメント
昨晩、M-GENのテストを兼ねて撮影に向かいました。途中三脚にコツンと当たって極軸狂わせたり、いくつかトラブルも重なって思うようには行きませんでしたが、なんとか画になったのでお送りします。ガイド星選びからパラメータの追い込みまで一通り触ってみて、なんとなくコツは掴めた気がします。今回は400mmの1軸オートガイドですが、5分露出を問題なくガイドできました。撮影に使っているレンズは、70-200mmのズームですが、わずかに片ボケのようです。日中の撮影では問題にならないレベルですが、天体写真では顕著に出てしまいます。まるで厳しいテストをしているようです。(笑) 温度変化でのピント移動もあり、周辺部の星像肥大が悩ましいところです。今週末にかけて好天が続きそうです。次回は、スムーズに撮影して枚数を稼ぎたいと思います。
 
■係より
いつもご投稿いただき、ありがとうございます。今回はM-GENを導入されてのテスト撮影ということで、M97ふくろう星雲とM108を撮影されました。緑色のM97がとても印象的ですね。両天体の対比も面白いです。さて、全面の点光源を写す天体写真は、まさに光学系のテストをしているようなもので、しかも一般撮影でありえない、とても厳しいテストです。お使いの70-200mm/F2.8は天体用としての評価も高いのですが、2×エクステンダーなどの引き伸ばしレンズを入れることで、若干シャープさが損なわれるのは、やむを得ないところでしょう。M-GENを導入して、たっぷり露出できるようになりましたので、一段と高品位な写真が撮れますね。ぜひまたお送りください。期待しております。

2017年1月19日 (木)

SWAT-200によるオリオン座。

千葉県流山市にお住まいのNakagawa様より、SWAT-200ノータッチで撮影した「オリオン座」を初投稿いただきましたのでご紹介します。
 Orion

●オリオン座
2016年12月23日21時48分~ ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G (絞りF2.8) ニコン D5500 (改造なし)  ISO640 30秒露出×16枚コンポジット SWAT-200ノータッチ追尾 撮影地 千葉県鋸南町

■コメント
気軽に天体写真を楽しみたいと思いSWAT-200を購入しました。赤緯はシンプルフォークDXです。未改造カメラでのお手軽30秒露出ですが、オリオン大星雲や馬頭星雲のほか、うっすらですが、エンゼルフィッシュや魔女の横顔星雲も写ってくれました。
 
■係より
今回、初投稿いただいたNakagawaさんとは10年来の友人でして、実はこの日は撮影をご一緒させていただきました。「気軽に天体写真を始めたい。」ということで、SWAT-200をお勧めしましたが、この組み合わせでの初撮影にもかかわらず、これだけの作品を撮れるのですから、なかなかお上手だと思います。撮影に使用したのは、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gで、F2.8まで絞って全面シャープな星像を得ています。四隅が僅かに崩れる程度で素晴らしいですね。D5500の本体で設定できる30秒露出としたので、リモコン無しでのお手軽撮影です。このたびはありがとございました。ぜひまたお送りください。

2017年1月 8日 (日)

カシオペヤ座。

神奈川県川崎市にお住まいの原田裕美様より、70mmで撮影した「カシオペヤ座」を初投稿いただきましたのでご紹介します。
 Photo

●カシオペヤ座
2016年12月30日20時10分~ キヤノン EF24-70mm F2.8L II USM 70mm(絞り開放) Lee#1ソフトフィルター キヤノン EOS 6D (改造なし)  ISO1600 150秒露出×14枚コンポジット SWAT-300ノータッチ追尾 撮影地 山梨県北杜市
 
■コメント
昨年8月にSWAT-300を購入しました。天気が悪かったこともあり、漸く3回目の星撮りで充分に使うことが出来ました。追尾精度の良さはもちろんですが、取り回しの良さも特筆すべきことで、寒さの中でもストレスなく扱うことが出来ました。クランプや極軸粗動、極軸微動ユニットなどの設計や加工がとても良く、大変気持ちの良い使い心地でした。セットアップも本当に楽で、移動観測では最初の設置場所が悪く変更が必要なことがしばしばありますが、面倒にならず気軽に移動する気になります。この使い易さはもっと語られて良いのではないかと思いました。
 
■係より
このたびは初投稿いただきまして、誠にありがとうございます。また、SWAT-300のインプレッションも高い評価をいただきまして御礼申し上げます。末永くご愛用いただければ幸いです。
作品は「カシオペヤ座」です。キヤノンの24-70mm/F2.8ズームは充分にシャープな星像に加え、F2.8の明るさですから、天体撮影用として申し分ない性能です。作例も天の川の星ぼしに埋もれそうなカシオペヤ座をため息しか出ない美しさで表現しています。LEEソフトフィルターを併用して、輝星を適度にボカし、W字を強調している点も雰囲気を醸し出すのにひと役買っていますね。左下にはペルセウス座の二重星団がかわいらしく写っています。その左上にうっすらとハート星雲と胎児星雲も確認できます。F2.8開放、ISO1600で150秒とたっぷりの露出と14枚コンポジットで、丁寧に仕上げていますので、とても見栄えのする作品となりました。ご投稿ありがとうございました。今後もお気軽に作品をお送りください。お待ちしております。

2017年1月 7日 (土)

ペルセウス座二重星団周辺。

東京都八王子市の上村裕様より、200mm望遠で撮影した「ペルセウス座二重星団周辺」をお送りいただきましたのでご紹介します。
  Hx

●ペルセウス座二重星団周辺
2017年1月2日23時3分57秒~ キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USM 200mm(絞り開放) ケンコー プロソフトンA キヤノン EOS 5D MarkIV(改造なし)  ISO1600 90秒露出×10枚コンポジット SWAT-350ノータッチ追尾 福岡県うきは市
 
■コメント
年末年始は比較的好天に恵まれました。と言っても、バタバタして多くそれほどじっくり時間が取れませんでしたが。(笑) 今回は、ペルセウス座の二重星団を200mmで狙いました。ソフトフィルタを通したので、微妙な星の色の違いがよくわかります。天の川の中にあるので、200mmでも非常に賑やかになりました。感度を下げて撮り増ししようと思った矢先、一面雲に覆われて残念ながら終了となりました。
 
■係より
ペルセウス座の二重星団はホントに美しい星団ですね。今回ソフトフィルターを併用したことで、星の滲みで色彩が強調され、なんともロマンチックな仕上がりになりました。フィルターを使わないとこんな感じ。青い星がこんなに多いんですね。気づきませんでした。(笑) ご投稿ありがとうございました。今年もドシドシお送りください。お待ちしております。

2017年1月 6日 (金)

オリオン大星雲。

大分県佐伯市にお住まいの志賀本昌様より、初投稿いただきました。ご自宅のベランダからSWAT-350+シグマ600mm望遠で撮影した「オリオン大星雲」です。
 M42_2

●オリオン大星雲
2016年12月29日、31日 シグマ 150-600mm F5-F6.3 600mm 絞りF7.1 キヤノン EOS KissX 7i(IR改造) ISO1600 露出6分×7枚+露出4分×19枚+露出2分×6枚+露出1分×3枚 合計35枚コンポジット SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地 大分県佐伯市
 
■コメント
初めての投稿です。シグマの600ミリレンズをSWAT-350に搭載して撮影するためのオートガイド装置としてM-GENを購入しました。いまいちM-GENの使い方が解らなくて苦労しましたが、やっと12月29日に精密なオートガイドに成功したので、12月31日にも追加で撮影してコンポジット用の元画像を揃えました。作品を仕上げるにあたっては、ユニテック代表の加曽利さんにアドバイスをもらいPhotoshopエレメントとNikCollectionsを使って、初めて画像処理を試みました。撮影場所は自宅ベランダからです。当初は木造家屋のベランダのため強度不足で震動に極端に弱く、ちょっと歩いただけで星が流れました。その後、いろいろ試行錯誤を重ね、歩いても震動が伝わらないような仕組みを構築しました。これはうまく行きました。それから、撮影方向の南にはイチゴ農家のハウスがあり、シーズンはオールナイトで照明していて、視野が広いとカブリが生じますが、今回のオリオン大星雲の撮影では、超望遠レンズのためか、片カブリの影響は感じませんでした。まだ画像処理はよく分かっていませんが 最初ですからこんなものでいいかなと自分では思っています。
 
■係より
このたびは初投稿いただきまして、誠にありがとうございます。メールでは、何度かやりとりさせていただきましたが、600mmのオートガイドも見事に成功されて、これだけ立派なオリオン大星雲を仕上げられたのは、実に見事としか言いようがありません。目の前のハウス農家の光害は残念ですが、それでもご自宅ベランダから、これだけの作品が撮れるのですから、なんとも羨ましい環境だと思います。これからも四季折々の魅力ある天体をコレクションしていただければと思います。また撮影されましたら、お気軽にご投稿ください。お待ちしております。

2017年1月 5日 (木)

大マゼラン雲と小マゼラン雲。

株式会社輝星の高槻幸弘さんからSWAT-miniによる「大マゼラン雲と小マゼラン雲」の画像をお送りいただきましたので、ご紹介いたします。
 2017_2

●大マゼラン雲と小マゼラン雲
シグマ17-50mm F2.8-F4ズーム 17mm 絞りF4 キヤノンEOS KissX5 ISO1600 オルゴール赤道儀SWAT-miniにて露出2分×3枚コンポジット合成 撮影地 オーストラリア ゴールドコースト
 
■コメント
昨年末に南半球でのポーターブル赤道儀のテストでオーストラリアに出掛けました。ちょうど(?)オルゴール赤道儀SWAT-mini(輝星バージョンはターンテーブルと塗装を簡単にしてMusicBox EQⅡの名称で販売)の「追尾の調子が悪いのでは?」との調整依頼があったので確認のため持って行き、100mm望遠までのテストをして異常の無いことを確認してから撮影したのがこの写真です。超広角~標準の星景写真はオルゴール赤道儀でも充分です。とても手軽です! 星景写真はバックグランドをスッキリ描写したいので、ISO感度は低めに設定して1枚撮りかコンポジットでも数枚に止めた方がきれいな写真を撮れるように思います。最近のズームレンズはシャープなので星景写真には充分な性能です。

左上端のやや明るい部分は天の川です。中央やや上が大マゼラン雲で右上に見える明るい星は日本から南の水平線ギリギリに見えるカノープス(南極老人星)。右端の下から1/3に見える明るい星はアケルナル(αEri)です。大マゼラン雲の左上にくっついて変形した青緑色の星のように見えるのはタランチュラ星雲。小マゼラン雲のすぐ下に恒星のように見えるのは全天で二番目に明るい球状星団のNGC104です。NGC104は全天で最美の球状星団と思います。なお、南半球での極軸設置は、スケールパターンで時角を見る仕組みの場合は、カノープスとアケルナルで時角をだいたい合せてからσOct星(南極星ともいわれる)周辺の台形の星の配列で正確に調整できるので、むしろ北半球よりも正確に行なえます。

株式会社輝星のサイトもぜひのぞいてみてください。
SB工房ホームページ http://www.ne.jp/asahi/sky/bird/index.html
ブログ(星爺から若人へ) http://tentai.asablo.jp/blog/
 
■係より
高槻さんの作品は2回目になります。前回のSWAT-350による大マゼラン雲は、IR改造したカメラで撮影したので、タランチュラ星雲などのHα輝線を含んだ赤い散光星雲がたくさん写っていますが、今回は未改造カメラのためほとんど写っていません。ただ肉眼で見たときの星空に近いので自然な感じがしますね。もちろんこんなにたくさんの星は見えないですが…。今年は高槻さんの作品がもう少し見られることを期待してます。(笑)

2017年1月 2日 (月)

IC348とNGC1333周辺。

横浜市にお住まいの蒼月様より、SWAT-200による「ペルセウス座のIC348とNGC1333周辺」を送りいただきましたのでご紹介します。2017年の記念すべき当コーナー第一作です。
 Ic348ngc1333

●IC348とNGC1333周辺
2016年12月29日 ボーグ 71FL+レデューサー0.72×DGQ(288mm, F4.1) キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 露出300秒×29枚コンポジット SWAT-200(PHD2で一軸オートガイド) 撮影地 朝霧アリーナ
 
■コメント
この年末年始は比較的天気に恵まれました。多くの方が写真撮影や観望を楽しまれたことでしょう。私も29日に朝霧高原で撮り納めをしてきました。撮影したのは、ペルセウス座のIC348とNGC1333周辺の「分子雲もくもくエリア」で、多くの天文ファンに人気のエリアです。11月に投稿させていただいた「すばる」の北7度ほどに位置する領域で、間にあと1パネルあればモザイクで繋がるので、いつかそれを狙ってみようかとも思っています。また、写真はありませんが、今回の遠征から、SWAT-200は乾電池ではなくUBSケーブル(9Vに昇圧)で給電するようにしたので、撮影途中での電池切れの心配から解放されたほか、オートガイドとカメラ制御用の小型ノートPCを無線LAN接続するようにしたため、車の中から操作ならびに監視できるようになって快適です。なお、この作例を含め、昨年一年間の作例をこちら(https://www.flickr.com/photos/bluemoonlife/)にまとめてあります。カメラやレンズに違いはあっても、すべてSWAT-200に搭載して撮影したものです。今後、さらに高性能・高機能で、それでいて軽い新機種が出ない限り、しばらくは引き続いて愛用することになりそうです。
 
■係より
なんとも見事なモクモク分子雲で、今年の作例コーナーもスタートです。この分子雲エリアはおうし座のすばるとペルセウス座のカリフォルニア星雲の間にあって、ちょうど両星座の境界付近に広がっています。左寄りの明るい星がペルセウス座のο星です。そのすぐ南(ο星の下)に位置する小型の散開星団がIC348です。星団の中の反射星雲はIC1985という別の番号がつけられています。NGC1333は画面中央やや右に青く小さい反射星雲です。両天体をつなぐように分子雲が広がり、一部に赤い散光星雲もあるので、とてもカラフルで美しいエリアです。ぜひモザイクですばるとつなげて、分子雲の全貌を捉えてください。ご投稿、ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。

« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »