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2017年1月 5日 (木)

大マゼラン雲と小マゼラン雲。

株式会社輝星の高槻幸弘さんからSWAT-miniによる「大マゼラン雲と小マゼラン雲」の画像をお送りいただきましたので、ご紹介いたします。
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●大マゼラン雲と小マゼラン雲
シグマ17-50mm F2.8-F4ズーム 17mm 絞りF4 キヤノンEOS KissX5 ISO1600 オルゴール赤道儀SWAT-miniにて露出2分×3枚コンポジット合成 撮影地 オーストラリア ゴールドコースト
 
■コメント
昨年末に南半球でのポーターブル赤道儀のテストでオーストラリアに出掛けました。ちょうど(?)オルゴール赤道儀SWAT-mini(輝星バージョンはターンテーブルと塗装を簡単にしてMusicBox EQⅡの名称で販売)の「追尾の調子が悪いのでは?」との調整依頼があったので確認のため持って行き、100mm望遠までのテストをして異常の無いことを確認してから撮影したのがこの写真です。超広角~標準の星景写真はオルゴール赤道儀でも充分です。とても手軽です! 星景写真はバックグランドをスッキリ描写したいので、ISO感度は低めに設定して1枚撮りかコンポジットでも数枚に止めた方がきれいな写真を撮れるように思います。最近のズームレンズはシャープなので星景写真には充分な性能です。

左上端のやや明るい部分は天の川です。中央やや上が大マゼラン雲で右上に見える明るい星は日本から南の水平線ギリギリに見えるカノープス(南極老人星)。右端の下から1/3に見える明るい星はアケルナル(αEri)です。大マゼラン雲の左上にくっついて変形した青緑色の星のように見えるのはタランチュラ星雲。小マゼラン雲のすぐ下に恒星のように見えるのは全天で二番目に明るい球状星団のNGC104です。NGC104は全天で最美の球状星団と思います。なお、南半球での極軸設置は、スケールパターンで時角を見る仕組みの場合は、カノープスとアケルナルで時角をだいたい合せてからσOct星(南極星ともいわれる)周辺の台形の星の配列で正確に調整できるので、むしろ北半球よりも正確に行なえます。

株式会社輝星のサイトもぜひのぞいてみてください。
SB工房ホームページ http://www.ne.jp/asahi/sky/bird/index.html
ブログ(星爺から若人へ) http://tentai.asablo.jp/blog/
 
■係より
高槻さんの作品は2回目になります。前回のSWAT-350による大マゼラン雲は、IR改造したカメラで撮影したので、タランチュラ星雲などのHα輝線を含んだ赤い散光星雲がたくさん写っていますが、今回は未改造カメラのためほとんど写っていません。ただ肉眼で見たときの星空に近いので自然な感じがしますね。もちろんこんなにたくさんの星は見えないですが…。今年は高槻さんの作品がもう少し見られることを期待してます。(笑)

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