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2017年5月

2017年5月30日 (火)

IC4592青い馬星雲。

東京都八王子市の上村裕様より、「IC4592青い馬星雲」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Ic4592
Ic45922

●IC4592青い馬星雲
2017年5月28日0時4分~ ボーグ107FL+フラットナー1.08×合成焦点距離648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 300秒露出×13枚コンポジット SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド Photoshopで画像処理 撮影地 長野県諏訪郡 下の画像は下が北です
 
■コメント
梅雨入り前の新月期でしたが、週末すっきり晴れることはなかなか難しいですね。土曜日の晩は怪しい雲行きでしたが、梅雨明けまでしばらく撮れなくなるので遠征しました。GPVでは、長野方面だけ晴れ間が期待できそうなので、よく行く富士見高原に向かいました。梅雨入り前の新月期、みなさん考えることは同じようで(笑)、10名以上の方がお越しでした。
今回撮影したのは、この夏撮りたい対象の一つ、青い馬星雲(IC4592)です。4枚モザイクで狙うつもりだったのですが、夜半まで雲に覆われていたので急遽1コマ撮りに変更しました。窮屈な構図で、枚数も13枚しか稼げなかったのですが、なんとか仕上げることができました。北を上にすると馬に見えないので、北を下にした画像(下)もご覧ください。次回以降、枚数を稼いで分子雲の構造を炙り出そうと思います。
107FLとSWAT-350の組み合わせを使い出してしばらく経ちましたが特に問題なく運用できています。撮影機材もコンパクトなため、設置と撤収が楽でいいです。(笑)
 
■係より
梅雨入り前、最後の新月期の週末とあって、各地で賑わいを見せたようですね。さて、今回はさそり座の北部に広がる「青い馬星雲」をお送りいただきました。位置の詳細は下の画像をご覧ください。ボーグ107FL+フラットナーで、焦点距離648mm/F6.1と、超望遠撮影となりますので、M-GENでしっかりオートガイドさせて、5分間にも及ぶ露出でもきっちり点像を保っています。さすがに大迫力の「青い馬」になりました。ほぼノートリミングなので、ノイズも目立たず、充分に滑らかな画質になっています。ピント合わせも正確で、仕上げも美しく、見事な作品になりました。ご投稿ありがとうございました。ぜひまたお送りください。
 Photo昔はさそり座がこんなにカラフルで華やかな星座だとは思ってもいませんでした。デジタル時代になって、Hαや淡い分子雲が写せるようになったおかげですね。

2017年5月26日 (金)

しし座のトリオ銀河とM13。

横浜市にお住まいの蒼月様より、SWAT-200による「しし座のトリオ銀河」と「M13」を送りいただきましたのでご紹介します。
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●しし座のトリオ銀河
2017年4月28日、29日、5月20日 ボーグ 71FL+フラットナー1.08×(432mm, F6.1) キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 360秒露出×22枚コンポジット SWAT-200(PHD2で一軸オートガイド) 撮影地 天城高原、八千穂高原
 
■コメント
432mmではもの足りない対象ですが、少々遅めの「春の銀河まつり」(笑)参戦です。夏の天の川を待つ時間を使って少しずつ撮影をしていました。NGC3628(通称・ハンバーガー銀河)の左側から、薄っすらではありますが、にょろっと tidal tail が割と長く伸びているのがわかりますでしょうか。写真上の方に少し反るように伸びています。さすがにノイズまみれではありますが、
今年の春はこれを写すことを一つの目標としていたので、まがりなりにも写せてほっとしました。
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●M13
2017年5月20日 ボーグ 71FL+フラットナー1.08×(432mm, F6.1) キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 150秒露出×16枚コンポジット(中心部は15秒露出×10枚コンポジットを合成) SWAT-200(PHD2で一軸オートガイド) 撮影地 天城高原
 
■コメント
三つ子銀河同様、BORG71FLにとっては決して大きな対象ではありませんが、こちらにも年に一度はご挨拶しておかないといけませんね(笑)。
小口径で正味40分ほどの簡単な撮影ですから、迫力は大したことありませんし、この日の天城はかなり霞んでいて透明度が悪い空だったのですが、SWAT-200がきっちり動いてくれたおかげで、まずまずの出来に写ってくれました。なお、HDRではありませんが、中心部等の輝度が高い部分は15秒露出データで補完し、なるべく中心部まで分解するように処理しました。球状星団はこの「つぶつぶ感」がたまりませんよね。この球状星団の中心部では、一辺わずか3光年の立方体の中に100個ほどの恒星が入るんだとか。もしそこに住んでいたら、さぞや夜が賑やかでしょうね。
 
■係より
横浜の蒼月さんより2ヶ月半ぶりにご投稿いただきました。まず「しし座のトリオ銀河」は春の人気領域で、ここは毎年の撮影が義務づけられてます。(笑) 今回はNGC3628(上の銀河)から左(東)に伸びる尻尾のような淡い腕?を写すことを目標にしていたそうですが、見事に炙り出しています。こんなたなびく尻尾があるのは、私は最近まで知らなかったです。M65とM66も渦構造が写っていますね。さすが焦点距離430mmともなると、あきらかに迫力が増してきます。つづいて、北天の球状星団の代表といえる「M13」です。こちらも年に一回の挨拶は欠かせないですね。(笑) 普通に撮影すると中心部が飽和して白飛びしてしまいますが、短時間露出の画像を合成して、中心部まで星が分離しています。蒼月さんのならではの豊かな色彩で、ため息が出るほどの美しい姿を捉えています。M13の左上(北東)に写っている小さな銀河は12.2等級のNGC6207です。ご投稿ありがとうございました。夏の天体が撮り頃を迎えてきました。ぜひまた素敵な画像をお送りください。

2017年5月23日 (火)

木星と土星。

東京都八王子市の上村裕様より、「木星」と「土星」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Jupiter

●木星
2017年5月20日21時37分~ ボーグ107FL+Or6mm QHY5III178M 2×2ビニング 1/60秒露出 AutoStakkert!3で3000枚スタック Registax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 東京都八王子市
 Saturn

●土星
2017年5月20日23時18分~ ボーグ107FL+Or6mm QHY5III178M 2x2ビニング 1/15秒露出 AutoStakkert!3で3000枚スタック Registax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 東京都八王子市
 
■コメント
先週末は好天に恵まれましたね。そんな週末に撮影した木星と土星をお送りします。以前、月面を撮影してから、ベランダからのお気軽撮影にはまってしまいました。そうなると、もっと拡大して撮影したくなり、気づけばQHYCCDが手元に。(笑)
月面は明け方に昇ってくるので、最初の撮影は木星と土星にしました。低倍率からスタートしたのですが、最終的に6mmのアイピースで撮影することにしました。ここまで拡大すると像は非常に暗くなります。2×2ビニングで感度を担保しましたが、正直やりすぎですね。(笑)
シーイングが良好だったので、予想以上に細かな部分が写ってくれました。何より、光害地のベランダでも気軽に撮れるのがいいですね。月面もトライしてみようと思います。
 
■係より
いつもご投稿いただき、ありがとうございます。作例コーナーでは、とても珍しい惑星をお送りいただきました。QHYのモノクロCMOSカメラを入手されての拡大撮影ですが、とてもよく写っています。口径10cmとしては最高レベルで、ここまで写せるという見本のような作品です。この日はシーイングが抜群に良かったようで、高解像な作品を狙うには最高の日でした。タイミングが良かったですね。色情報を得てカラー化したくなってしまいますが、カラーカメラで別撮りするか、フィルターで三色分解するか…、悩みはつきないですね。惑星や月面は投稿が少ないので、ぜひまたお送りください。お待ちしています。

2017年5月16日 (火)

M13とω星団。

和歌山市にお住まいの福田将之様より、球状星団北天の王様「M13」と「NGC5139 ω星団」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M131152
M13tri1152

●M13
2017年5月3日 ビクセン ED81S+0.6×レデューサー+75mm絞り環(約400mm F5.3)  キヤノン EOS Kiss X7i改 IDAS HEUIBⅡ EOS MFA ISO1600 90秒露出×7枚コンポジット SWAT-200にて自動追尾 撮影地 護摩壇山 下は拡大トリミング
 Omega1152
Omegatri1152

●NGC5139 ω星団
2017年5月3日 ビクセン ED81S+0.6×レデューサー+75mm絞り環(約400mm F5.3)  キヤノン EOS Kiss X7i改 IDAS HEUIBⅡ EOS MFA ISO1600 90秒露出×5枚+30秒露出×4枚 合計9枚コンポジット SWAT-200にて自動追尾 撮影地 護摩壇山 下は拡大トリミング
 
■コメント
透明度は良かったもののシーイングは最悪。ピントを詰めても星がボテボテです。特に低空は酷いものでした。しかしながら追尾は安定。SWAT200とドイツ式赤緯ユニットにウェイトシャフト2本追加、バランスウェイト2個付けて、約400mm鏡筒でノータッチガイドというチャレンジングですが、撮影を重ねるごとに安心感が深まります。
 
■係より
大型の球状星団2態をお送りいただきました。M13はヘルクレス座に位置する北天最大かつ最美な球状星団です。口径15cm、出来れば20cm以上で高倍率をかけると、細かい星が分離して迫力ある姿を楽しめます。M13の左上(北東)にある小さいモヤッとしたものはNGC6207銀河です。ケンタウルス座のω星団は、写真でも分かるとおり、さらに明るく巨大な球状星団です。ただし、南中時の東京での地平高度は10度にも達しないため、なかなか観察できるチャンスが少ない星団です。ちなみに石垣島では25度近くまで高くなります。福田さんは、ビクセンの8cmEDアポクロマート屈折に0.6×の強力なレデューサーを装着して400mm/F5.3まで明るくして撮影しています。しかも小型軽量のSWAT-200でノータッチ追尾なのがすごいです。90秒露出できっちり点像を保っていますし、細かい星もよく分離していて迫力がありますね。画像処理も上等で、飽和しがちな中心部もよく表現されていてお見事です。梅雨入りが近づいてきました。月末の新月期は晴れてもらいたいですね。ご投稿、ありがとございました。ぜひまたお送りください。

2017年5月12日 (金)

三裂星雲と干潟星雲。

兵庫県宝塚市にお住まいの吉田隆行様から、SWAT-350ノータッチによる「三裂星雲と干潟星雲」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 20170512
Photo

●三裂星雲と干潟星雲
2017年4月29日3時10分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.5 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D改(Astro6D) ISO1600 240秒露出×6枚コンポジット SWAT-350ノータッチガイド 奈良県五條市大塔町にて撮影
 
■コメント
夏の天の川で輝く三裂星雲と干潟星雲を、シグマの明るい望遠レンズとSWAT-350を使って撮影しました。元画像は、春霞の影響で天の川の色合いが赤っぽく濁ってしまったので、青みを足し、天の川の色合いを整えました。
200ミリ前後のレンズの画角は、夏の天の川の中に浮かぶ星雲・星団を撮るのにちょうどよいですね。SWAT-350なら手軽に持ち運びできますし、直焦点撮影のサブ機としても重宝しています。
 
■係より
今回は高性能なシグマの180mm望遠レンズで撮影した三裂星雲と干潟星雲付近をお送りいただきました。春霞の影響があったとは思えないほど、クリアでコントラストの効いた天の川です。豊富な階調と色彩、バンビの首飾りから干潟星雲の右(西)方向にかけての淡いHαの広がりを見事に写し出しています。天体写真のお手本のようなナチュラルな仕上げは、まさに吉田さんの真骨頂といえますね。シグマの180mmマクロのシャープな星像も気持ちいいです。
SWATシリーズポータブル赤道儀は、吉田さんをはじめ超ベテランの方のサブ機としても高い評価をいただいています。それは追尾性能の高さに加え、優れた機動性や耐荷重性をコンパクトな本体に凝縮しているからこその評価といえましょう。メイン機材の長焦点撮影に神経を集中させ、サブのSWAT-350で気軽に200mmクラスをノータッチ。高性能なSWAT-350ですから、超シャープなシグマの180mmマクロでも安心してノータッチ撮影が可能です。これが吉田さんの最近の撮影スタイルです。
 Photo

シグマのAPO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSMは、フローライト相当の光学レンズを3枚も使用した贅沢な設計で、諸収差を完璧といえるほどのレベルで補正しています。ただし、200mmクラスとしては大型の部類で、吉田さんは、SWAT-200と350の両方をお使いですが、迷わずSWAT-350を選択されました。これで、安心のノータッチ撮影を実現しています。

2017年5月 6日 (土)

月齢8.9。

東京都八王子市の上村裕様より、「月齢8.9」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 

Top●月齢8.9
2017年5月5日22時35分~ ボーグ107FL+フラットナー1.08×+キヤノンEF2×IIIエクステンダー+ケンコーデジタルテレプラス PRO300 2×合成焦点距離2592mm F24.2 キヤノン EOS 5D MarkIV ISO800 1/80秒露出 188枚から品質上位50%をAutoStakkert!3でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 撮影地 東京都八王子市 ※下の画像はピクセル等倍の切り出しです。
 Clavius●クラビウス付近
 Ptolemaeus●プトレマイオス付近
  Copernicus●コペルニクス付近
 
■コメント
昨晩、ベランダから見ると天気は良好で、星は瞬いてなかったので月面撮影をやってみました。とは言ったものの、手元にはカメラレンズ用のエクステンダーしかないので少し強引です。使用したキヤノン純正のEF2xは、マスターレンズがない状態だとシャッターが切れないので、電子接点をマスキングテープで絶縁して使用しました。2500mm相当の焦点距離で見る月面はなかなかの見応えで、ライブビューではチラチラと揺れるものの、時折シャープなクレーター像を見せてくれます。撮影条件は手探りでしたが、ISO800、1/80秒で撮影しました。後処理は、AutoStakkert!3で品質上位50%をスタックしPhotoshopで仕上げています。スタック枚数がよく分からないのですが、どこかに表示されているのでしょうか? もう少し使ってみようと思います。Mac上のParallels DesktopでWindowsを使っているのですが、メモリの設定上限の制約で、カラー画像を使用するとあっという間にメモリが不足します。色が犠牲になりますが、8bitグレースケールに変換したものを使用して回避しました。処理が終わった画像を見ると、予想以上に詳細な構造が出てきました。昨夜のシーイングがどの程度かわかりませんが、初撮影にしては満足しています。合わせて、ピクセル等倍切り出しもいくつかお送りします。コペルニクス付近のコンポジット直後と最終画像を見比べると、甘い画像の中にも驚くほどのディティールが隠れていることがわかりました。
 
■係より
ユーザーさんの投稿ページでは、非常に珍しい月面の作品です。初めての撮影とのことですが、素晴らしい出来栄えです。完璧なピント合わせで、シャッターブレもなく、画像処理もお見事です。エクステンダーを二段重ねしてますが、それでもここまで切れ味がよいのは、ボーグ107FLの素性の良さのなせる技でしょうか。また、ピクセル等倍切り出しが、極めてシャープなのも特筆ものです。発売されてまもないEOS 5D MarkIVは、約3,000万画素と高精細な上、最新の画像処理エンジンを積んでいるので、短時間露出ですむ月のような明るい対象には威力を発揮してくれるようですね。昨日のシーイングはかなり上等でした。撮影した枚数の半分も使えるのはまれで、通常は10%以下です。 これからもぜひ月面写真を楽しんでください。よい写真が撮れたら、またお送りください。お待ちしております。

2017年5月 5日 (金)

GWの2彗星。

和歌山市にお住まいの福田将之様より、「41P/タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星」と「C/2015ジョンソン彗星」をお送りいただきましたので、ご紹介します。
 41p

●41P/タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星
2017年5月3日 ビクセン ED81S+0.6×レデューサー+75mm絞り環(約400mm F5.3)  キヤノン EOS Kiss X7i改 IDAS HEUIBⅡ EOS MFA ISO1600 90秒露出×3枚コンポジット SWAT-200にて自動追尾 撮影地 護摩壇山
 C2015v2

●C/2015 ジョンソン彗星
2017年5月3日 ビクセン ED81S+0.6×レデューサー+75mm絞り環(約400mm F5.3)  キヤノン EOS Kiss X7i改 IDAS HEUIBⅡ EOS MFA ISO1600 90秒露出×8枚コンポジット SWAT-200にて自動追尾 撮影地 護摩壇山
 
■コメント
5月3日、昨年11月以来、久々に撮影に出かけました。彗星をふたつ撮影しましたので画像を送ります。ED81Sを少しでも明るくとレデューサーを新調し、×0.6レデューサーと超薄型マウントの組み合わせで試写。焦点距離は375mmになりますが、薄型マウントを使用することでレデューサーとセンサーの距離を短く取り周辺像の改善を図っています。これにより焦点距離は約400mmになっている模様。撮影した結果、星はシャープですが、これはどう解釈すればいいのか…、周辺減光なのかケラレなのか、四隅が黒く落ちています。追加でつけている自作フードをスライドしてみても改善しませんでしたので、どうやら他に原因がありそうですが特定できませんでしたのでかなりトリミングしています。透明度かなり良かったのですが、シーイング最悪。ピントをかなり追い込んだつもりでもどうしても星がボテっとしてしまって…。風がありましたが追尾は安定していました。いつものノータッチで短時間多数枚撮影です。
 
■係より
久しぶりのご投稿、ありがとうございます。新しい0.6×レデューサーの試写を兼ねて、話題の2彗星を撮影されました。両彗星とも、まだ大きく、ジョンソン彗星には尾も見られます。エメラルドグリーンの彗星を美しく捉えました。焦点距離400mmの超望遠ながら、新レデューサーでF5.3と明るくなり、これまでのF6.7の半分近い露出で済み、効率よく撮影できます。星像も充分にシャープで、これから活躍してくれそうですね。四隅のケラレが解決できるといいのですが…。これから、夏の天体で夜空も賑わいます。撮影されましたら、またご投稿ください。お待ちしております。
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撮影機材と新規導入した0.6×レデューサー。

2017年5月 2日 (火)

M8干潟星雲。

東京都八王子市の上村裕様より、「M8干潟星雲」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M8
M8_crop

●M8干潟星雲
2017年5月1日1時2分~ ボーグ107FL+フラットナー1.08×合成焦点距離648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(IR改造) ISO1600 240秒露出×38枚コンポジット SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県鋸南町 下はピクセル等倍の切り出し
 
■コメント
30日の夜、房総半島へ撮影に出かけました。早速ですが、その時に撮影した干潟星雲の画像をお送りします。撮影地は風が強く、ライブビューを見てもかなり影響を受けているのがわかりましたが、夜半過ぎからは一気に落ち着き、薄明まで撮影することができました。シーイングはそこそこ良かったようで、全面でシャープな星像を得ることができました。 参考に等倍トリミングもお送りしますが、粗が目立つので離れて見てください。(笑) 恒星のマスクは毎回試行錯誤していますが、まだ納得できるまで至っていません。ISO1600で4分露出ですが、周辺の淡い部分を炙るには不足のようで、特にNGC6559付近を明瞭に捉えるのは難しいですね。 青い成分も出しきれていません。と言うことで、無理に強調処理せずナチュラルに仕上げました。
 
■係より
ゴールデンウィーク前半は天気にも恵まれ、多くの方が撮影に出かけられたようです。月もまだ細く、すぐに沈んでくれたので影響もなかったと思います。さて、上村さんから、ボーグ107FLによる、M8干潟星雲の素晴らしい画像をお送りいただきました。フラットナー併用のF6ですが、ISO1600で4分露出を38枚もコンポジットして、とても滑らかな階調を得ています。淡い部分もノイズが少なく充分に見応えのある仕上がりです。優秀な光学系で、星像も極めてシャープですね。右上の方にM20三裂星雲が半分見えています。モザイクで仕上げて見たいところですね。ご投稿、ありがとうございました。ぜひまたお送りください。

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