しし座のトリオ銀河とM13。
横浜市にお住まいの蒼月様より、SWAT-200による「しし座のトリオ銀河」と「M13」を送りいただきましたのでご紹介します。


●しし座のトリオ銀河
2017年4月28日、29日、5月20日 ボーグ 71FL+フラットナー1.08×(432mm, F6.1) キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 360秒露出×22枚コンポジット SWAT-200(PHD2で一軸オートガイド) 撮影地 天城高原、八千穂高原
■コメント
432mmではもの足りない対象ですが、少々遅めの「春の銀河まつり」(笑)参戦です。夏の天の川を待つ時間を使って少しずつ撮影をしていました。NGC3628(通称・ハンバーガー銀河)の左側から、薄っすらではありますが、にょろっと tidal tail が割と長く伸びているのがわかりますでしょうか。写真上の方に少し反るように伸びています。さすがにノイズまみれではありますが、
今年の春はこれを写すことを一つの目標としていたので、まがりなりにも写せてほっとしました。


●M13
2017年5月20日 ボーグ 71FL+フラットナー1.08×(432mm, F6.1) キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 150秒露出×16枚コンポジット(中心部は15秒露出×10枚コンポジットを合成) SWAT-200(PHD2で一軸オートガイド) 撮影地 天城高原
■コメント
三つ子銀河同様、BORG71FLにとっては決して大きな対象ではありませんが、こちらにも年に一度はご挨拶しておかないといけませんね(笑)。
小口径で正味40分ほどの簡単な撮影ですから、迫力は大したことありませんし、この日の天城はかなり霞んでいて透明度が悪い空だったのですが、SWAT-200がきっちり動いてくれたおかげで、まずまずの出来に写ってくれました。なお、HDRではありませんが、中心部等の輝度が高い部分は15秒露出データで補完し、なるべく中心部まで分解するように処理しました。球状星団はこの「つぶつぶ感」がたまりませんよね。この球状星団の中心部では、一辺わずか3光年の立方体の中に100個ほどの恒星が入るんだとか。もしそこに住んでいたら、さぞや夜が賑やかでしょうね。
■係より
横浜の蒼月さんより2ヶ月半ぶりにご投稿いただきました。まず「しし座のトリオ銀河」は春の人気領域で、ここは毎年の撮影が義務づけられてます。(笑) 今回はNGC3628(上の銀河)から左(東)に伸びる尻尾のような淡い腕?を写すことを目標にしていたそうですが、見事に炙り出しています。こんなたなびく尻尾があるのは、私は最近まで知らなかったです。M65とM66も渦構造が写っていますね。さすが焦点距離430mmともなると、あきらかに迫力が増してきます。つづいて、北天の球状星団の代表といえる「M13」です。こちらも年に一回の挨拶は欠かせないですね。(笑) 普通に撮影すると中心部が飽和して白飛びしてしまいますが、短時間露出の画像を合成して、中心部まで星が分離しています。蒼月さんのならではの豊かな色彩で、ため息が出るほどの美しい姿を捉えています。M13の左上(北東)に写っている小さな銀河は12.2等級のNGC6207です。ご投稿ありがとうございました。夏の天体が撮り頃を迎えてきました。ぜひまた素敵な画像をお送りください。
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