秋のメジャー天体三題。
大分県佐伯市にお住まいのたくちゃん様より、SWAT-300で撮影した秋のメジャー天体三題ををお送りいただきましたのでご紹介します。
●M31アンドロメダ大銀河
ペンタックス300mm F4 絞り開放 ペンタックスK-5IIs(無改造) ISO3200 60秒露出×63枚コンポジット+ISO200 40秒露出×8枚(高輝度部) SWAT-300によるノータッチ追尾 Rstacker、フォトショップCS他で画像処理
●M33
ペンタックス300mm F4 絞り開放 ペンタックスK-5IIs(無改造) ISO3200 70秒露出×135枚コンポジット SWAT-300によるノータッチ追尾 Rstacker、フォトショップCS他で画像処理
●M45 プレアデス星団
ペンタックス300mm F4 絞り開放 ペンタックスK-5IIs(無改造) ISO3200 60~120秒露出を段階的に17枚ずつ合計120枚コンポジット SWAT-300によるノータッチ追尾 Rstacker、フォトショップCS他で画像処理
■コメント
長らくご無沙汰しております。天体写真撮影の好期になってきました。今までノーマルのカメラとステライメージ8を使って現像していましたのでどうしても色が出にくかったので、今回は画像処理を変更し、新しい無料ソフトを導入して、Rstackerでダーク及びフラット処理し、フォトショップCS6で現像、SI8でコンポジット、その後 FlatAide proとPS CS6間を行ったり来たりして、処理を行いました。今までと比べて、色が出やすく成ったのですが、色の強調の程度が今ひとつ掴めないのと、処理手順がイマイチわかりません。何度もやり直しましたが、今はこんなものかなーと思っています。
■係より
お久しぶりのご投稿、ありがとうございます。今回は秋のメジャー天体三題ということで、M31、M33、M45をお送りいただきました。APS-CだとM31とM45は焦点距離300mmで狙うのにちょうどよいサイズで、バランスのよい構図となりました。M33は小さいので、拡大トリミングです。それぞれコンポジットするのに充分な枚数を撮影して、豊かな階調を確保しています。そのため、とても見栄えのする作品に仕上がりました。M31アンドロメダ銀河は高輝度部分に短時間露光画像を合成して、淡い周辺部から中心部まで滑らかに表現しています。暗黒帯が綺麗ですね。M33は渦巻き構造がよくわかります。M45は青く美しい反射星雲が特徴です。刷毛で掃いたようなスジが綺麗に写っていて、なかなか上出来だと思います。これから冬に向けて透明度が上がってきます。冬の天体もぜひ狙ってみてください。またのご投稿、お待ちしております。
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