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2019年8月20日 (火)

Sh2-245。

横浜市にお住まいの蒼月様より、シグマ135mm Artによる「Sh2-245」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 
Sh2245
●Sh2-245
2018年11月11日1時35分~ シグマ 135mm F1.8 DG  Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 露出 120秒×40枚コンポジット SWAT-310(PHD2で一軸オートガイド) PixInsightで画像処理 撮影地 長野県諏訪郡富士見町
 
■コメント
少々ご無沙汰しておりました。夏季に入ってなかなかすっきりと晴れないので、昨年の秋に撮影した蔵出し画像で恐縮ですが投稿いたします。
オリオン座の西側、すばるの南側に、ちょうど平仮名の「し」の字を描く赤い星雲があります。オリオン-エリダヌス・スーパーバブル(Sh2-245)と呼ばれるこの天体は、135mmの画角ではとても全景は写せないほどに巨大で、この写真はその「し」の字の左側の直線部分だけを写したものです。この星雲を写すのはこのときが2回目でしたが、非常に淡い対象で、上手く写せたと言えるのはこれが初めてです。実際に写してみると、周囲に分子雲らしき星雲も広範囲に広がっており、こちらもまた写しきれていません。宇宙には、意外と星間物質があちこちに漂っているんですね。思えば、この天体も夜半過ぎには東の空に昇ってくる季節になりました。シーズンインと言って良いでしょう。この星雲がいったいどこまで広がっているのか興味はありますが、とりあえず今シーズンはモザイクでもう少し広い範囲を撮影できればと思っています。また、いつもの通り高解像度版(https://flic.kr/p/2eetL9M)もご覧いただけますので、お時間があればご覧ください。
まだまだ残暑厳しい日が続きますが、皆様どうぞご自愛専一にてご精励くださいますよう。
 
■係より

いつもご投稿いただき、ありがとうございます。今回はこれまたずいぶん難物ですが、素晴らしくよく写ってますね。Sh2-245はオリオン座の右(西)側にある超巨大な散光星雲で、50mm標準レンズの画角いっぱいに広がるくらいの大きさがあります。釣り針のような「し」の字形をしていますが、淡いので写すのはなかなか難しいです。蒼月さんの作品は、まわりの分子雲までも強調してあって、すごい迫力になっています。Sh2-245はヒヤデス星団に近いですが、あのあたりはかなり濃い分子雲が漂っているので、それと繋がってるのかもしれません。是非モザイクで広げていただいて、全貌を見てみたいですね。またのご投稿、楽しみにしております。

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