« 1200mmで撮るオリオン大星雲。 | トップページ | RedCat51によるM31アンドロメダ銀河。 »

2019年11月 7日 (木)

ビクセンFL55SSによるオリオン座中心部。

横浜市にお住まいの渡辺潤様より、ビクセンFF55SSによる「オリオン座中心部」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 
Orion
●オリオン座中心部
2019年11月2日0時52分~ ビクセン FL55SS+フラットナーHD 312mm F5.7+IDAS LPS-D1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 露出 180秒×34枚コンポジット SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド PixInsight, ステライメージ8, FlatAidePro, Photoshop CC 2019で画像処理 撮影地 神奈川県三浦市城ヶ島で撮影
 
■コメント
3連休入りの11月1日の夜、GPVの予報は快晴だったものの、日中はひどく霞んだ空だったので撮影に行くかどうか悩んだ末、近場の三浦市城ヶ島で撮影してきました。夜中少し透明度が上がったのか、思ったよりもよく撮れていて、分子雲をある程度あぶり出す事ができました。ただ、3時間程度撮影する予定が途中から雲が広がり始め、2時間しか撮影できず、HDR合成用の短時間露光も撮影できなかったのは残念です。また、1軸ガイドの影響でしょうか、東西方向にスジが入っていますが、まだまだ画像処理技術が未熟でうまく消し切れておりません。この日は終始5m/sec強の風が吹く状況だったため、オートガイドを使用していてもどの程度使える画像が撮れているのか心配でしたが、結果37枚中34枚はほぼ流れておらず、残る3枚も明らかに雲が掛かった影響だったため、実質100%の結果を結果を残してくれたSWATの安定度には、改めて驚かされました。蛇足ですが、ステライメージ8で現像した際、どうしても色が出てこなかったため、PixInsightを初めて使ってみたのですが、一発で期待する色が出てきました。ちょっと本気でPixInsightに取り組もうと思います。
 
■係より
神奈川県の三浦半島の先端にある城ヶ島での撮影です。光害の少なかった頃は城ヶ島でもものすごい星空が広がったのですが、いまは東京、横浜、横須賀など都市光害の影響で当時の星空は望むぺくもありません。しかし南方向には何もないので条件はよく、赤道付近のオリオン座なら、分子雲まで写し出せることがわかります。第三京浜、首都高神奈川線、横浜横須賀道路に便のよい方は、お気軽な撮影地としてよいかもしれません。とにかく首都圏近郊には撮影に適した場所が少ないので、貴重な情報です。さて、ビクセンFL55によるオリオン座中心部です。300mmクラスのきわめてシャープな光学系のため、一軸オートガイドして3分露出でもロスをほとんど出さずにすみました。なお、オートガイドでも東側偏荷重にしてお使いいただいた方が成功率が高まります。画像は仕上げまで丁寧に処理されて、分子雲の描出、星雲の色彩など、すべてが上等で、見応えのある作品なりました。ご投稿ありがとうございました。ぜひまたお送りください。

« 1200mmで撮るオリオン大星雲。 | トップページ | RedCat51によるM31アンドロメダ銀河。 »

作例写真」カテゴリの記事