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2019年11月14日 (木)

SWAT-350V-spec、590mmノータッチによるアンドロメダ銀河。

兵庫県宝塚市にお住まいの吉田隆行様から、発売直前のSWAT-350V-specでノータッチ撮影していただいた「アンドロメダ銀河」をお送りいただきました。
 
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●M31アンドロメダ銀河
2019年10月31日 タカハシ FC-76DC+FC/FSマルチフラットナー1.04x使用 合成焦点距離 590mm F7.8 ニコンD810A ISO3200 300秒露出×12枚コンポジット SWAT-350V-specによるノータッチガイド 岡山県備前市吉永町にて撮影 ※下画像はガイド精度確認のための中央部拡大
  
■コメント
SWAT-350V-specにタカハシFC-76DCを載せて、アンドロメダ大銀河を狙いました。FC/FSマルチフラットナー1.04xを取り付けたFC-76DCの焦点距離は、約590ミリにもなります。V-specと言えども、約590ミリを300秒露光は難しいかなと思いましたが、東側偏荷重スペシャルモードで実際に撮影してみると、16枚中、12枚の画像はピクセル等倍にしても真円を保っていました(中央部の拡大画像も載せましたのでご確認ください)。
撮影当日は、季節はずれの黄砂やPM2.5の影響もあり、星空の透明度が悪くてやる気が失せ気味でしたが、約600ミリをノータッチガイド撮影できるV-specの追尾性能に驚かされ、一気に気合が入りました。今までは、SWAT-350と200ミリ前後のレンズで天体撮影を楽しんでいましたが、V-spec改造によって、今まで以上にSWAT-350の活躍の場が広がると感じています。
 
■係より
吉田様にはV-spec発売よりひと足早く、β版のテスト撮影をお願いしていました。その成果がこのアンドロメダ銀河です。590mmで5分露出して、ここまで点像を保てたのはびっくりです。もちろんノータッチでです。 V-specの開発当初はPECを搭載して500mmクラスで2~3分露出のノータッチができる追尾精度を想定してましたので、開発者も驚くほどの精度を発揮してくれたようです。ただし、アンドロメダ銀河の緯度が高いことを考慮すると赤道付近では時間調整が必要かもしれません。次回、オリオン座あたりで試していただければと思います。さて、吉田様のアンドロメダ銀河ですが、さすがに関西のレジェンド、申し分ない美しい仕上がりでお見事というほかありません。シャープなピント、豊かな階調、無理に炙らないナチュラルな仕上げ、どれも素晴らしいです。V-specがこれからも吉田様の片腕として、活躍してくれることを祈っております。吉田様の充実のサイト「天体写真の世界」もぜひご覧ください。ブログはこちらです。

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