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2019年12月

2019年12月22日 (日)

1200mm、光害地で撮るNGC253。

愛知県春日井市のHUQ様から、光害地のご自宅ベランダから1200mmで撮影した「NGC253」をお送りいただきましたので、ご紹介します。
 
Ngc253  
●NGC253
2019年10月26日~12月15日 タカハシ FS60Q + ニコンTC-20EIII + QHY367C(-10℃) 合成焦点距離1200mm(F20) L:ノーフィルター57.6時間 RGB:HEUIB-II 19.5時間 総露出約77.1時間 SWAT350V-spec + SWAT350V-spec DECモード搭載試作機による2軸オートガイド 自宅ベランダにて撮影
 
■コメント
トータル77.1時間掛けたマチドリNGC253、これにて完了です。今年の天気ではこのへんが限界。残念。
 
■係より
前回の投稿からさらに露出を加算して仕上げたNGC253です。総露出はなんと77時間超。すごいです。わずか口径6cm、しかも光害地でここまで写せるのにびっくりしました。前回見えてなかったHαっぽいのがポツポツと浮かんできた感じですね。また来年加算しましょう。次は何をベランダ撮りされるのでしょうか。次回作も期待しております。

2019年12月19日 (木)

M42オリオン大星雲。

大阪府池田市にお住まいの井上英郎様より、SWAT310V-specにて540mmをノータッチ追尾で撮影したオリオン大星雲をお送りいただきましたので、ご紹介します。
 
M42_20191217153301
●M42オリオン大星雲
2019年11月30日21時46分~ BORG90FL+フラットナー(×1.08) 合成焦点距離 540mm/F6 キャノンEOS 6D HKIR改造 ISO3200 露出120秒×50枚コンポジット SWAT-310 V-specノータッチ追尾 ステライメージ8で画像処理 撮影地 奈良県御杖牧場
 
■コメント
大阪の井上と申します。初めて投稿させていただきます。10月にイの一番に改造していただいたSWAT310 V-specでM42を狙ってみました。焦点距離540mm、2分の露出ですがほぼ点像を保ってくれました。画像処理が下手で、もっと細かなところが描出できると思いますが今のところこれぐらいしか処理できていません。
 
■係より
V-specユーザー井上さんの初投稿はM42オリオン大星雲です。とてもナチュラルな仕上げで、羽を広げたようなオリオン大星雲の姿がとても美しく表現されています。F6で総露出100分ですから、暗部のノイズも少なく、星雲の細部までよく捉えています。さらに炙れば分子雲ももっと描出できそうですが、これくらいに抑えたほうが自然な感じでいいですね。今回、焦点距離540mmで赤道近い天体を2分間ノータッチ撮影してますが、ほぼ点像を保っています。V-specの追尾精度の高さを感じます。わずかな流れも主に赤緯方向ですから、極軸の設置精度や機材の撓みが疑われます。極軸がズレると赤緯方向の流れと追尾がわずかに遅れて、作例のような星像になることがあります。次回そのあたりを再度確認してみるのもいいかもしれません。高精度なV-specのスペシャルモードを使って、ぜひいろんな天体にチャンレンジしてください。また撮れたら、お気軽に投稿してください。お待ちしております。

2019年12月16日 (月)

Sh2-278付近。

愛媛県にお住まいの山田浩之様より、オリオン座の「Sh2-278付近」をお送りいただきましたので、ご紹介します。
 
191201s
●Sh2-278付近
2019年12月1日01時14分~ ニコン Ai-S 180/F2.8 ED 絞りF4 ニコン D7200(フィルター換装) 1.3×クロップ ISO2500 露出240秒×40枚コンポジット SWAT-310V-specによるノータッチ追尾 DNG変換→Adobe DNG Converter ダーク・フラット→RStacker 現像→dcraw スタック→DeepSkyStacker 調整→Capture NX2等 撮影地 愛媛県砥部町
 
■コメント
この対象はあまり作例がありませんので、自分の処理に妥当性があるのかどうか悩ましいところです。ヒストグラムを見てみるとBが強いのですが、他の方の作例を見ても同様の傾向でした。これはすぐ南にあるリゲルの影響とのことです。Sh2-278の周辺から北側にかけて漂う、青白色というか青灰色の星雲は、LBNのナンバーが入っているようです。Bright Nebula ということですが割と淡い対象です。スタック終了後の画像はDSSのパラメータの影響もあり、ほぼモノクロ画像のような状態でしたが、ImageJで閾値を調整して確認してみると、データの取得はできていました。とはいうもののこの状態まで強調すると、ややノイジーな傾向があります。今回は南中過ぎから撮影を開始したため、スケジュールの中盤以降、高度が低くなるにつれ画像のS/Nが悪化しました。当地の南半分は光害の影響はさほど大きくないのですが、低空だと大気減光や諸々の散乱等は無視できないですね。DSSのスコアも低空ではかなり悪化していました。(撮影地にもよりますが) 南中前後の4時間くらいで撮影するのが良いだろうと思います。なお1.3×クロップモードで撮影していますので、43の場合とほぼ同程度の画角になります。
  
■係より
Sh2-278はオリオン座の一等星リゲルの上(北)に広がる赤い散光星雲です。このエリアは魔女の横顔星雲やSh2-245といった星雲や分子雲が周囲に大きく広がっています。この作品は、Sh2-278と青白い分子雲とが階調豊かに表現され、画像処理も上等で素晴らしい作品に仕上がりました。ピントも申し分ないです。またのご投稿、お待ちしております。

2019年12月11日 (水)

アンドロメダ大銀河。

神奈川県川崎市にお住まいの樫原昭一様から、M31アンドロメダ星雲をお送りいただきましたので、ご紹介します。
 
M31_20191211204501
●アンドロメダ大銀河
2019年11月29日23時44分~ EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM 焦点距離400㎜ F5.6 EOS6D2(ノーマル) 10秒露出×20枚コンポジット(ステライメージ7) SWAT-200ノータッチ追尾 撮影地 ハワイ島KOHALA COAST ザ フェアモント オーキッドホテル庭先
 
■コメント
毎年ハワイ島で星見を楽しんでおり、毎回SWAT200を持参しますが、なかなか写真を撮るのができませんでしたが、今回11月29日にアンドロメダ大銀河
を撮ってみました。風が強かったので400㎜のズームレンズで秒数を10秒と短くしISOを51200まで高くし20枚合成しました。風が強かったにもかかわらず星がブレずSWAT200の小型で高性能の良さに感激しました。今回のを教訓に次回は秒数と枚数をもっと多くして撮ってみようと思います。
 
■係より
お久しぶりのご投稿となります。毎年ハワイにSWAT-200をお持ちになって撮影を楽しまれている樫原さんですが、今年はなんと400mmにて撮影です。前回の200mmより迫力がグンとアップして見応え抜群ですね。SWAT-200だと400mmのノータッチ追尾は厳しいのですが、高感度短時間露出で20枚コンポジットすることで、素晴らしい成果を得ています。風が強い日にはこういった短時間露光が効果的です。次回、風が弱い日に、どこまで流れずに露出できるか、ぜひお試しください。またのご投稿お待ちしています。
 
Kizai
樫原さんの撮影機材。SWAT-200もドイツ式赤緯ユニットも生産終了ですが、まだまだ現役で活躍しています。

2019年12月 7日 (土)

M45周辺。

東京都八王子市の上村裕様より、「M45周辺」をお送りいただきましたので、早速ご紹介します。
 
M45
●M45周辺
2019年11月29日22時10分~ BORG 55FL+レデューサー0.8xDGQ 合成焦点距離 200mm F3.6 キヤノン EOS 6D(HKIR) ISO3200 露出 60秒×179枚コンポジット SWAT-350 V-spec ノータッチ追尾 PixInsight、Photoshopで画像処理 撮影地 静岡県富士宮市
  
■コメント
ご無沙汰しております。最後に撮影したのは5月なので、なんと半年ぶりです。(笑) 新月期に好天に恵まれることが少なくなっているように感じます。そんな中、先月末は久しぶりの快晴予報でしたので遠征しました。今回は、お気軽ノータッチで撮影したM45周辺です。Borg55FL+レデューサーでは200mmとなり、すばる周辺の分子雲の広がりを一度に捉えることができます。SWAT-350V-specでのノータッチ撮影ですが、この程度の焦点距離と露出時間ではノーマルでも十分な精度でしょうか。撮影には、まもなく発売となるマルチ赤緯ブラケットをテストで使用しています。赤緯側の荷重を極軸に寄せられるため、従来のドイツ式に比べてウェイトも少なくて済みます。写真で見る以上の剛性感があり今後メインの撮影スタイルになりそうです。
 
■係より
どうも天候不順が長引いていて、なかなかスカッと晴れてくれませんね。そんな中、先月末には久しぶりの新月期の快晴となって、どこも賑わったようです。私も出かけたいところだったんですが、V-specの生産とアップグレード改造をこなすのに精一杯で撮影どころではなくなってしまいました。今はこうしてユーザーさんのご投稿を待っていることが多くなりました。さて、上村さんからのご投稿も久しぶりです。今回はV-specアップグレード改造したSWAT-350によるノータッチ追尾ですばるを撮影していただきました。200mmで1分露出はスタンダードモデルでも余裕ですが、V-specなら安心感がさらにアップですね。3時間もの総露出ですばる周辺の分子雲を豊かな階調で表現してます。微妙な色彩の違いも判って、見応え抜群の作品に仕上がりました。この冬こそ、一晩中快晴のもとで、腰を据えて撮影したものです。また、お送りください。よろしくお願いします。
 
Swat
新発売の「マルチ赤緯ブラケット」で組み上げた上村さんのSWAT-350V-spec。見た目以上に剛性が高く、今後はこのスタイルがメインになるそうです。

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