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2020年2月27日 (木)

勾玉星雲と超新星残骸。

横浜市にお住まいの蒼月様より久しぶりにご投稿です。今回はシグマ135mm Artによる「勾玉星雲と超新星残骸」です。
 
Simeis147s
●勾玉星雲と超新星残骸
2020年2月23日 22時55分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 露出 120秒×30枚コンポジット SWAT-310V-spec(PHD2で一軸オートガイド) PixInsightで画像処理 撮影地 静岡県朝霧高原
 
■コメント
大変ご無沙汰しております。久しぶりの投稿になりますが、今回お送りするのは、勾玉星雲と超新星残骸のSimeis147(Sh2-240)です。Simeis147は、海外ではスパゲッティ星雲とも呼ばれています。最近はナローで撮影する方が多くなってきましたが、ブロードバンドな私は今まで撮ったことがなかったので、一度は撮ってみたいと思っていたのです。でも、もうシーズンは終盤ですので、来シーズン以降に向けて感覚をつかむための試し撮りとして撮ってみました。135mmの画角だとSimeis147と勾玉星雲が一度に撮れますので、撮ったことがある方も多いかもしれません。でも、この写真は妙な構図ですよね。実は先の2つに加えてもう一つの超新星残骸「かに星雲」(M1)も入れることができると気づいて欲張った結果がこの有様です(笑)。かに星雲はまるで星のように写っていてワンポイントにすらなっていないので、次回からは素直に外しましょう。
さて、肝心の写真ですが、勾玉はともかく、Simeis147はやはり淡いですね。露出時間はわずかに60分。しかも西にだいぶ傾いてからの撮影ということで条件は良くありません。ただ、天頂付近にある頃にじっくり時間をかけて撮影したとしても、これ以上詳細なフィラメント構造の描出は、135mmと6Dの組み合わせではそもそも難しいかもしれませんね。なお、今回も高解像度版をこちら(https://flic.kr/p/2ixwKT2)に置いてあります。お時間があればご覧ください。
 
■係より
この冬は例年になく天気が悪く、撮影のチャンスに恵まれなかった地域も多いようです。その影響もあってか、投稿写真も減ってしまって寂しい限りです。23日は新月期の貴重な晴れとなって、蒼月さんもそのチャンスを活かして、難しい対象にチャレンジされました。今回M1かに星雲を取り込んだための構図失敗とのコメントですが、そのM1は下辺中央やや左にかわいらしく写っていますね。いつもながらの安定した画像処理で、全面に漂う分子雲の描出も見事です。超新星残骸はかなりの難物ですので、露出時間をたっぷりかけたいところですね。次回作も期待しております。ご投稿お待ちしております。

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