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2020年7月29日 (水)

石垣島でのアンタレス付近。

横浜市にお住まいの渡辺潤様より、石垣島シリーズ第三弾!「アンタレス付近」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 
Antares
●アンタレス付近
2020年7月21日22時25分~23時41分 シグマ 105mm F1.4 DG HSM 絞り F2.5 ニコン D850(HKIR改造) ISO800  露出時間120秒×27枚コンポジット SWAT-350V-specにてノータッチ追尾 PixInsight, Photoshopにて画像処理 撮影地 石垣市 久宇良周辺
 
■コメント
石垣島で撮影した、アンタレス付近の星雲です。緯度が低く、光害が極めて少ない石垣という事で、今回最も撮影したい対象の一つでした。ただ条件が良い石垣と言っても、撮影地から南西側は市街地があってその影響は避けられず、また湿度が高い為か低空は想像以上に背景が赤カブリしてしまうため、比較的高度が高い時間帯に撮り直しています。最高の条件を求めるならば、もう少し早い時期に市街地が被らない場所を選ばないといけないですね。この日は比較的穏やかでしたが、時おり体感5m/s強の風に煽られる状況で、2分間と若干長めの露出時間だった事もあってどの程度の追尾状態か気になっていましたが、結果全ての画像が点像を保っていました(今回の画像処理には使用していませんが、ステライメージでガイド状態を見ると1.07以下)。今回の撮影にはHKIR改造したD850を使用しています。D810Aと比較しても実効感度が高く、長時間露光のノイズが極めて少なく(画像処理エンジンで消していると思われるため、賛否意見が分かれると思いますが)、ライブビューも見やすいため、マウントの減光を除けば天体撮影に非常に向いたカメラだと思います。ただ、天体改造している影響なのか、青が出づらいのが悩みです(青い馬星雲も青白くなっています)。
 
■係より
石垣島シリーズ第三弾はアンタレス付近です。石垣島のアンタレス付近の地平高度は東京より10°ほど高くなった約40°ですから、条件的にかなり有利です。今回はその好条件をフルに活かした作品となります。アンタレス付近のカラフルな星雲が、見事に描出され、銀河方向に伸びる暗黒雲も立体感を持って表現されています。素晴らしい出来栄えです。ネオワイズ彗星いて座のスタークラウド付近、そしてこのアンタレス付近と、うっとりするような作品を投稿していただき、どうもありがとうございました。次回作もお待ちしております。

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