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2020年7月31日 (金)

石垣島での彼岸花星雲と出目金星雲。

横浜市にお住まいの渡辺潤様より、石垣島シリーズ第四弾!「彼岸花星雲と出目金星雲」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 
Photo_20200729082601
●彼岸花星雲と出目金星雲
2020年7月19日23時00分~24時15分 コーワ PROMINAR 500mm F5.6 FL + TX07-T (350mm F4.0) ニコン D850(HKIR改造) ISO3200  露出時間120秒×15枚コンポジット(周辺を約5%ほどトリミング) SWAT-350V-spec+MGEN-3による一軸オートガイド ステライメージ8, PixInsight, Photoshopにて画像処理 撮影地 石垣市 久宇良周辺
 
■コメント
石垣島らしい対象という事で、彼岸花星雲と出目金星雲を撮影してみました。左下のさそり座レサートを見て頂くとわかる通り、時折薄雲が流れる状況だったため、ベストな条件とは言えませんが、それなりに満足のいく結果が得られました。ただ、背景が意外と汚いですね、作例をあまり見かけないのは、低緯度に加えて、今ひとつ見栄えがしない点にもあるのでしょうか。今回、PROMINAR用には別途2軸ガイドの赤道儀を用意していて、SWATのSIGMA 105mmと平行して撮影予定だったのですが、現地にてこの赤道儀が低緯度に対応していない事が判明し、急遽PROMINARもSWAT-350で撮影する事になりました。無風であればノータッチでも大丈夫な350mm/2分のガイドですが、そこは風の強い石垣、常時体感2~3m/sの風が吹いており、頻繁に5m/s強の風に煽られる状況の中、1軸ガイドはしていても半分程度使えれば思っていましたが、結果的には雲が掛かったカットを除いた16枚中、15枚が許容範囲内(ステライメージでガイド状態1.06以下)と想像以上でした。実際、ガイドグラフを見ていても振動の収束が非常に早く、改めて剛性の高さを実感させられます。ダブル雲台ベースからマルチ赤緯ブラケットにアップグレードしたおかげもあるのでしょうか。常に期待を上回る結果を残してくれるSWAT-350は正に信頼の置けるパートナーという感じです。
 
■係より
石垣島シリーズ第四弾は、緯度の低さを活かして、彼岸花星雲と出目金星雲をコントラストよく捉えました。今回はコーワのプロミナー+レデューサーの組み合わせで、350mm F4でクローズアップです。とてもシャープな光学系をガイドの乱れもなく、完璧に追尾しました。若干薄雲があったとのことで、左下の輝星に滲みがみられますが、かえってソフトフィルターのような雰囲気を醸し出していて、なかなかいいですね。コメントに「背景が汚い」と書いてますが、、そんなとこなくて、これで正解じゃないでしょうか。天体写真の名手、吉田隆行さんの作品と比べても特に不自然さは感じません。出目金星雲の右下方向にエビ星雲があります。高度が低く本土ではなかなか撮りにくい対象です。次回石垣島へ行った際に、ぜひ狙ってみてください。連投していただいた「石垣島シリーズ」はなんとも羨ましい星空でした。どうもありがとうございました。ぜひまたお気軽にご投稿ください。お待ちしております。

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