おうし座超新星残骸。
天文リフレクションズの山口編集長より、「おうし座超新星残骸」をお送りいただきましたので、ご紹介します。
●おうし座超新星残骸
2020年10月24日24時46分~26時54分 キヤノン EF300mm F2.8 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4) Optolong L-eNhanceフィルター ISO12800 3分露出×38枚コンポジット ダークなし、フラット30枚 SWA-310V-spec Premium(β-version) DeepSkyStackerでコンポジット、Photoshopで調整 撮影地 福岡県東峰村
■コメント
お世話になります、天リフ山口です。Premium(βバージョン)に改造いただいた後のファーストライトです。ナローバンドではどうしても光量が不足するので、明るいレンズを使っても短秒多数枚には限界があります。SWATの安定追尾頼みで、これまでより長めの3分露出で撮影しました。追尾精度には全く問題はなく、安心して撮影することができました。次回は露出を5分に延ばして確認します。
■係より
Premium仕様のβテストをかねて、とても淡いおうし座レムナント(sh2-240)をナローで撮影してもらいました。レンズはキヤノンのサンニッパにOptolong L-eNhanceフィルター(Hα、H-β/O-IIIを透過) をつけて、3分間のノータッチです。Premiumの追尾精度をもってすれば、焦点距離300mm、露出3分でも完全な点像とのことでした。仕上がりはさすが編集長といった感じで、素晴らしいです。この星雲はおうし座β(右端の輝星)の東に大きく広がっていますが、あまりにも淡いのでとても難しい対象です。次回は露出を5分に延ばしてチャレンジしていただけるそうです。結果を楽しみに待ちましょう。
撮影風景。マルチ赤緯ブラケットでエルボータイプのドイツ式に構成してます。扱いやすさ抜群です。
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