アンタレス付近。
東京都にお住まいの上村裕様より、長野県の原村で撮影した「アンタレス付近」をお送りいただきましたのでご紹介します。
●アンタレス付近
2021年3月15日3時0分~ シグマ 105mm F1.4 DG HSM | Art 絞りF2.5 露出120秒×49枚コンポジット ISO1600 キヤノン EOS 6D(HKIR) PixInsight、Photoshop CCにて画像処理 SWAT-350 V-spec Premium βにてノータッチ追尾 撮影地 長野県諏訪郡
■コメント
今月の新月期は快晴に恵まれ、久しぶりに近場に遠征し撮影しました。対象は、薄明前に昇ってくるさそり座付近です。SWAT-350 V-spec Premium βでノータッチのお気軽撮影です。露出は2分と短いですが、薄明までのおよそ1時間半、追尾エラーなく歩留まり100%でした。ノータッチでも正確に追尾してくれるので、安心して放置できます。特に複数の機材を展開される方にとっては非常に重要な部分かと思います。さそり座頭部に淡く広がるのはSh2-1、Sh2-7ですが、この時期だと昇ったばかりの高度では透明度が悪く、強力なストレッチに耐える画像を撮影するのはやや難しいです。4月~5月の南中前後にじっくりと撮影したい対象です。濃く広がる分子雲と色鮮やかなこの領域は望遠でも広角でも毎年狙いたくなる領域ですね。
■係より
ここ数ヶ月、コロナ自粛のせいか作例画像の投稿がパタッとストップしてました。久しぶりのご投稿は、夏を感じさせる「アンタレス付近」です。早いもので、明け方には、もう夏の天体が撮れる季節なんですね。この時期、冬と夏の天体が一晩で楽しめます。さて、作例のアンタレス付近はデジタル時代になってそのカラフルさから人気の撮影領域になりました。広角で天の川を取り込んだり、望遠でアンタレスまわりを拡大したり、さまざまな画角で楽しめます。ぜひ梅雨入り前までにじっくり撮影していただきたい領域です。上村さんのいつもながらの美しい仕上がりはさすがです。ご投稿ありがとうございました。ぜひまたお送りください。

撮影風景。SWAT-350V-spec Premiumにはアンタレス付近の撮影に最適な低空モードを搭載予定です。
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