シグマ 105mm Artでの紫金山・アトラス彗星
神奈川県川崎市にお住まいの原田裕美様より、話題の紫金山・アトラス彗星を2題お送りいただきました。早速ご紹介します。
●105mmでの紫金山・アトラス彗星
2024年10月20日 18時33分~ キヤノン EOS6D(SEO-SP5) シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2 ISO1600 10秒露出×30枚 SWAT-350にてノータッチ追尾 Siril、Photoshop Elements、ステライメージ8で画像処理 撮影地 山梨県北斗市
●甲斐駒ヶ岳上空の紫金山・アトラス彗星
2024年10月20日 18時22分 キヤノン EF24-70 f2.8LⅡUSM 35mm F2.8 キヤノン EOS Ra ISO1600 露出10秒 固定撮影 Photoshop Elementsで画像処理 撮影地 山梨県北斗市
■コメント
ご無沙汰しております。肉眼彗星になった紫金山・アトラス彗星ですが、都市部からの見え具合はどこか埃っぽい感じで、物足らない思いをしていました。10月20日、前日の雨できれいになった大気の中、八ヶ岳南麓でようやくすっきりした姿を見ることができました。暗くなったとはいえ肉眼で尾も確認でき、10×42の双眼鏡の視野いっぱいに伸びた尾を堪能しました。6時前から8時近くまで見ることができましたが、薄明、月明、雲と撮影好適時間は少なかった感じがします。105mmの画像の処理に試行錯誤をして時間がかかり、そのため投稿が遅くなってしまいました。尾の内部の構造が出せないか色々試してみましたが、思うようにはなりませんでした。またアンチテイルの南側(下側)に広がったものがある感じがするのですが、描出できず画像処理のスキルの無さを痛感しました。撮影時、観望に来た家族連れの方に双眼鏡を覗いてもらったりして楽しい時間を過ごしました。
■係より
話題の紫金山・アトラス彗星の作品が続々と届いております。嬉しい悲鳴です。原田さんもシグマの神レンズ「105mm F1.4 Art」による作品をお送りくださいました。このレンズはものすごく星像がシャープで生産終了が本当に惜しいです。シュミットカメラ並みの明るさとシャープさ。作例の星像も全面鋭く、彗星もコントラストよく写っています。アンチテイルも見事に描出されてます。下の作品は固定ですが、左に天の川が写っています。あまり意識してませんでしたが、意外と天の川が近かったんですね。このたびはご投稿ありがとございました。よい写真が撮れたら、ぜひまたお気軽にお送りください。
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