35mmF1.4で撮るさそり座
神奈川県川崎市にお住まいの原田裕美様より、「35mmF1.4で撮るさそり座」をお送りいただきました。早速ご紹介します。

●35mmF1.4で撮るさそり座
2025年4月27日 0時56分~ キヤノンEOS Ra タムロン35mm F1.4 Di USD 絞りF1.4 ISO 800 60秒露出×50枚(総露出50分) SWAT-200 によるノータッチ追尾 画像処理 Siril/PhotoshopElements/Starnet/Nik Collection 撮影地 長野県諏訪郡富士見町
■コメント
4月26日に夏の天の川を撮りに出かけました。この連休、皆様の釣果はいかがでしたでしょうか。さて、このところデジイチ用交換レンズの終了が多くなってきました。買い逃さないように、タムロンの35mmF1.4 DiUSDを入手しました。とても評判の高いレンズですが、さすがに開放では星像が甘いと聞いていました。しかし実際使ってみるとそれほど悪いものではなく、絞って星像を追求するより、F1.4の速写性を生かした方が面白いのではと、開放で色々撮っています。使っているEOS Raは、多くのレンズで赤ハロが出るのですが、このレンズはそのようなことはなく、像側テレセントリックが高いレベルで実現されていると思われます。赤ハロ防止のフィルターなど必要なく非常にありがたいレンズです。
今回はさそり座のアンタレス付近とその上のへび座、へびつかい座の星雲がどのように写るか縦位置で撮影してみました。F1.4の効果やいかにといったところですが、アンタレス付近の星雲は見慣れた形のままミニチュア版で写っていますが、へび座の星雲などは流石に淡いです。もっと濃く写ると思っていました。淡い星雲はてんびん座、おとめ座の方へ続いているようで、星雲群全体の様子が興味深いです。撮影場所は南に開けた所でしたが、南アルプスが意外に高く見え、さそり座が中々離陸しないので焦りました。画面下方1/4は、某道の駅の明かりでカブリが酷くとても荒れてしまいました。広角レンズでの星野写真は難しいですね。
■係より
いつもご投稿いただきまして、ありがとうございます。今回は新規に入手されたタムロンの準広角35mm F1.4による作品です。開放から星像がよいとのことで、F1.4の明るさが活かせるので魅力的なレンズですね。今回は縦構図でさそり座全景を狙ってます。さそりの蒼い馬星雲、カラフルタウン、尻尾付近の赤い星雲、天の川の複雑な暗黒帯が見事に表現されてます。梅雨入り前にもうワンチャンス欲しいですね。ぜひまたお送りください。お待ちしております。

赤道儀は中古で入手したSWAT-200を使用しました。シンプルフォークとカメラ回転装置を使い、コンパクトでとても使いやすいものになりました。カメラ回転装置はケンコー・トキナーから販売されているATOLL SilenceCornerという製品です。少し華奢に見えましたが長時間露出でも十分な強度がありました。90°ごとにクリックがありとても使いやすいものです。SWAT-200の動作も快調で今のところオーバーホールの必要はないようです。必要になった時には宜しくお願いします。
(係より)SWAT-200もまだまだ現役でお使いの方も多く、時々整備依頼があります。生産終了から8年が過ぎて、部品の関係で修理をお受けできない場合もございます。回路基板を含む駆動系の修理やオーバーホールは問題なくお受けできます。修理の際はお問い合わせください。
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